2012年12月9日日曜日

ジュニア6年 秋の大会


6年生にとってジュニア世代の公式戦ラストマッチとなる市内大会選手権最終日。
残念ながら優勝戦に駒を進めることはできませんでしたが、この3位決定戦にきっちり勝利して今年1年を締め括りたいところ。
しかしながら最近のチーム状態は今まで無い程に悪く、しばらく勝利から遠ざかっています。
しかも今日の対戦相手は昨日の多摩チャンピオンズリーグで敗れた多摩SCさんです。昨日の試合で相手をすっかり勢いづかせてしまいました。このビハインドを乗り越えどこまで戦えるか、技術に以上に選手達の精神力が試される一戦です。

試合開始時刻のかなり前から、選手達自らがすすんで競技場の外周を走り身体を動かします。アップでは大きな声を出して気合を入れつつも表情は皆笑顔で、いい意味での緊張感に包まれています。どうやら皆、昨日の悪いイメージを一晩で払拭してきてくれたようです。

試合前のロッカールーム、しっかりと戦術を確認し合った後、ひとりひとりが目を閉じ勝利のイメージを心に染み込ませます。そして「お互いが勝利のために貢献し、ひとつになって戦おう!!」を合言葉に、いざピッチへと向かいます。

前半は鶴牧のキックオフ。スタートから落ち着いてボールを繋いで行きます。早い時間帯からシュートを放つなど、序盤から積極的な面も表れています。

5分、右サイドのシュウゴがドリブルから豪快なシュート。枠を捉えることはできなかったものの、相手チームに脅威を与えるには十分なものでした。
そして8分、先ほどのプレーが布石となって、相手選手がシュウゴを止めようとファールをもらいます。ユウキがゴール前に入れたボールを頭で合わせたのはナギでした。
ここ最近の呪縛を解くナギのゴールで先取点を奪います。

さあ、俄然選手が元気づきます。
11分のフリーキック。今度は名キッカーのトッシー。ボールは惚れ惚れするほど鮮やかな軌道を描いてゴールに迫ります。「入ったぁ!」と思いましたが、残念ながらボールはポストに阻まれてしまいました。

14分、中盤で綺麗に繋いで、このボールが右サイドをオーバーラップしてきたシオンに渡ります。そしてゴール前で準備するダイキとイオリへと絶妙なクロス。「ナイスボール!」とダイキの声、しかしこれはおとりでスルーされたボールはイオリの元へ。これをきっちり決めて追加点。多くの選手が連動した素晴らしいゴールでした。
前半2点をリードして後半をむかえます。

後半は相手の猛攻に防戦を強いられる場面が多くなります。
2分、相手選手に鶴牧最終ラインを突破されキーパーのタイと1対1に。絶体絶命のピンチでしたがシュートに鋭く反応しゴールを割らせません。

10分過ぎからは疲労からかファールを犯す場面が増えます。12分、13分とたて続けにフリーキックを与えてしまうもののなんとか凌ぎましたが、15分、またもやファールを与えてしまい、相手のフリーキックはジャンプしたキーパータイの手とポストの僅かな間をすり抜けて1点を失います。

1点差に詰め寄られ、最近のチームはここからガタガタッと崩れていく場面をよく目にしました。しかし今日の彼らは違います。「絶対に勝つんだ!」という強い意欲がピッチ全体に溢れています。
得点には至らなかったものの、17分のユウキからの絶妙なスルーパスに反応したイオリのシュートや、19分のユウキのフリーキックなど、最後まで手を緩めることなく攻め続けました。
また、相手のロングボールをセンターバックのノブ・シンラが身体を張ってことごとく跳ね返し、これ以上の失点を許しません。

そしてついに終了のホイッスル。2-1の勝利です。選手皆がピッチに倒れこみ、歓喜の涙を流す感動のフィナーレとなりました。もちろんコーチもベンチで涙を流しました。(ロッカールームで、試合前から泣いてましたけど・・・)


【試合結果】
 VS 多摩SC 2-1 ○ (ナギ、イオリ)

6年生最後の公式戦は見事3位入賞となりました。おめでとう!
今日の試合は選手ひとりひとりがヒーローとなり、チームがひとつになって掴んだ価値ある勝利です。今日の戦いを忘れずに卒業までの残り3ヵ月、この素晴らしい仲間たちと素敵な想い出を更に積み重ねていきましょう。

本日は、ご父兄をはじめ多くの関係者が応援に駆けつけてくれました。本当にありがとうございました。最後の公式戦、選手達は「6年間支えてくださった周りの方々に感謝の意を表す戦いをしよう!」と心に決めて試合に臨みました。彼らの思いがプレーに表れ、ご観戦いただいた皆様の胸に届きましたら幸いです。

夕方の祝勝会では、石神サンタから選手達にうれしいプレゼントも届きました。(監督ありがとうございます!)

==茂手木

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