2011年9月4日日曜日

多摩市中学校サッカー夏季大会

予定では8校総当りのリーグ戦でしたが、台風の影響で一発勝負のトーナメントになりました。リーグ戦を重ねる中でチームを作っていこうという目論見がはずれ、いきなり結果を求められることになりました。しかも、相手はクラブジュニアユースの大会で負けている多摩大聖ヶ丘中です。鶴牧が苦手とする縦に速いチームです。まだまだディフェンスを整えている最中、どこまで戦ってくれるでしょうか。

9月4日、13:30 vs多摩大聖中
GK コウ
DF カズマ、ミツル、マサキ、レオ
MF シュン
MF ハルキ、リク、タクミ、ヒロヤ
FW トモヤ

相手キックオフで始まった試合、簡単なパス回しから細かいパスカットの応酬で相手フォワードに抜け出されそうになったところにマサキの後ろからのチャージがファウルとなり、相手フリーキック。距離はかなりありましたが、相手は思い切りよくシュートを選択。ボールは大きな弧を描いてコウの頭上へ。コウがジャンプしますが、指先とクロスバーのわずかな間を抜け失点。開始1分のことでした。0-1。
しかし、このチームは歴代のチームの中にはなかった大きな長所があります。それは失点でサッカーを変えない強い気持ちです。失点してもめげません。しっかりと自分を見失わずに切り替えることができます。早い時間の失点は相手に勢いを与え、味方は消極的になりがちですが、このチームは違います。すぐに切り替えて攻撃に転じます。失点から2分後、右サイドをハルキが崩し、トップ下のタクミへ。これをタクミがワンタッチで左サイドの空きスペースへ出します。ここにヒロヤが飛び込みフリーでトラップ。キーパーの動きを見ながら、冷静にキーパーの頭上へループシュート。得点。1-1。

立ち上がりの5分で試合が大きく動きました。しかし、早い時間に追いつけたことは大きく、動きもよくなります。そしてさらに11分。前線でトモヤが相手のパス回しをカットして細かいタッチで相手をかわしてシュート。ゴーール。2-1。

この後、いくつかチャンス、ピンチを繰り返します。そして、前半終了まであと5分。相手ゴールキーパが飛び出してクリアしたボールをタクミが自陣でトラップ。キーパーが戻っていないのをきちんと見ていたタクミは自陣から無人のゴールへ超ロングシュート。ボールはゴロでゴールに吸い込まれるかと思いましたが、ゴールに近づくにつれて左に曲がり、なんと最後はサイドのポストにあたり外に跳ねました。ツキはありませんでしたが、常に顔を上げてゴールを狙う姿勢はすばらしいとお褒めのことばをいただきました。
前半はこのまま終了。2-1。
後半開始。相手はサッカーを変えてきます。縦に早くなり、アクセスも厳しくなります。ディフェンス陣がからだを張ってとめますが、とめた後のボールが前線に繋がらなくなります。押し込まれる場面が増えますが、耐えます。前でキープする時間が長いと助かるのですが、なかなかそうはいきません。昨夜のなでしこの試合が頭をよぎります。このまま耐えて勝ちきりそうな気配。しかし、相手は次々と新しいメンバーを投入してきます。そして前がかりになり、攻撃が鋭くなります。そして残り5分、相手が右サイドから中央へ流れるドリブル。ディフェンス陣も飛び込まずに、シュートをブロックする体制に。しかし、相手はセンターバックの間を狙ってシュート。コウが横っ飛びにからだを投げ出しましたが、残念ながら届かずゴール。2-2。
なでしこのようにはいきませんでした。
そしてこのまま試合終了。同点のため即PK戦です。

鶴牧先行のPK戦。
1番手、ヒロヤ。冷静に決めて 1-0
相手、コウの手の届かない右上隅へ。1-1。
2番手、レオ。ボールが浮いてクロスバーへ。1-1。
相手、コウの左へ低いシュート。コウがしっかりとキャッチ。1-1。
3番手、タクミ。相手キーパー動けず、ゴール。2-1。
相手、今度はコウの右へシュート。これもコウが横っ飛びではじき、2-1。
4番手、リク。落ち着いてしっかりとキック。キーパ動けず。3-1。
相手、今度は冷静にコウの手の届かない左上へ。3-2。
5番手、ミツル。決めれば勝ち。しかし、無情にもボールはクロスバー。3-2のまま。
相手、今度は正面へ強いボール、体重移動しながらからだを残し、かろうじてはじいたボールは頭上へ。これを見失うことなく止めて。3-2。
なんと、5本中、3本を止めるというコウの大活躍で勝利しました。


来週土曜日に準決勝を聖ヶ丘中と戦います。
勝てば決勝は落合、諏訪の勝者です。
新チーム公式戦初戦を白星で飾りました。
また頑張って上を目指します。応援ありがとうございました。

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