2011年9月10日土曜日

多摩市中学校サッカー夏季大会2日目

チーム2試合目が公式戦の準決勝。きょうはキャプテンのリクが発熱欠場。カズマ、レオ、トモヤが足に痛みを抱えての参戦です。まだチームとしてのプレーが落ち着かないうちにいきなりの試練、早くもフォーメーションを変えなければなりません。

準決勝
vs聖ヶ丘中
GK コウ
DF ハルキ、レオ、マサキ、カズマ
MF シュン、ミツル
MF ユウスケ、タクミ、ヒロヤ
FW トモヤ
初めての布陣です。相手は10番の選手を中盤の底に置いてディフェンスしながらロングボールを裏に蹴りこんできます。鶴牧はいつも通りディフェンスからつないでいきます。細かいパスがつながりますが、右の初陣ユウスケのところで戸惑いからミスも出ます。しかし、ボールを繋ぐ意識はうかがえます。ただ、ディフェンスラインの両サイドがやや上がり気味でディフェンスで横に広げたりサイドチェンジするようなパスがなく、いきなり中盤から前へのパスが多いような気がします。前で積極的にボールを取りに行くので、相手に思うように蹴らせてはいません。ボールを支配しながらも最終ラインでシュートに繋がるパスにはなりません。相手が蹴りこんでくるボールもディフェンス陣にパスカットの意識があり、うまくカットします。ただし、カットの精度に問題があります。カットしてもきちんとボールをコントロールできていないため、次のチャンスには繋がっていません。ここは練習で克服しましょう。パスカットの意欲、ボール、相手へのアプローチは徐々によくなっていきます。
そんな中、前半17分相手ゴールキーパーのキックミスを見逃さずに、トモヤがカット、そのままミドルシュート。これがきちんとゴールにおさまり先制。1-0。

細かいパスがいくつか連続して繋がります。相手にプレーをさせない場面が増えていきます。ただ、中盤の決まったエリアでのパス回し。左右に出ても同じようなスルーパスを選択するため、相手にもわかってきたようで、決定的なチャンスにはなりません。ここからは相手を崩すパスの練習も必要ですね。ボールを支配しながらもそのまま前半を終了。

後半、相手はキーパーの選手をフィールドに。足の速い選手です。明らかに蹴りこんでその選手を走らせる作戦です。後半も耐えながらボールを回しますが、やや足が止まり始め、パスがルーズになります。受け手が動きなおしになるようなパスが増え始め、苦しくなります。相手に蹴りこまれるシーンも出始め、マサキが走らされる場面が増えます。そんななかでも初陣ユウスケの動きがだんだんとよくなります。再三相手の裏に抜け出せるようになります。

後は少しためを作ってハルキのオーバーラップを待てるようになると大進歩ですが。
時間がたつにつれ、暑さも手伝い、徐々に足がでなくなります。中間のルーズボールを味方同士で譲り合う場面も出始めます。後半8分、オフサイドをアピールしてディフェンスの足がとまり、キーパーも飛び出しを躊躇、そこをつかれて失点。1-1。
裏へ蹴りこまれることはわかっていたので、アピールしても足を止めてはいけません。ここで、ユウスケにかえてケイを投入。右サイドでリズムを変えたいところ。先日も書きましたがこのチームの最高の長所は点を取られても下を向かないことです。ここから疲れたカラダにむちをいれて攻撃に移ります。そして後半21分。久しぶりのボランチ、ミツルがボールをペナルティエリアに持ち込みシュート。これが相手ディフェンダーの手にあたりPK獲得。
このPKをシュンが冷静に決めて2-1。
残り3分、後はしっかりとボールをキープしてこのまま終了と思いましたが、なかなかそううまくはいきません。相手キックオフから自陣に押し込まれます。相手にドリブルでペナルティエリアに持ち込まれます。最初のシュートはキーパー、コウが防ぎます。しかし、そのボールを相手FWがもつれるように強引にシュート。これが決まってしまいます。2-2。
そしてこのまま終了。またもやPK戦です。

今日は前回のようには行きませでした。
3人終わって3-1。ここでおしまいかと思いましたが、相手のミスにも助けられ、5人終わって3-3に持ち込みました。ここからはサドンデス、しかし、どちらも決まらず、8人目で決着がつきました。3-4で敗戦です。

ここで30分におよぶミーティング、ひとりひとりが課題を挙げ、コーチが外から見た感想を伝えます。ここから何を感じ、何を修正すべきかを話し合いました。

1試合目でカズマの足がかなり痛むようです。またまたフォーメーションを変えることになります。


三位決定戦、vs諏訪中
GK コウ
DF ハルキ、レオ、マサキ、ケイ
MF シュン、ミツル
MF ユウスケ、タクミ、ヒロヤ
FW トモヤ

鶴牧のキックオフ。ボールはコントロールできています。諏訪中は足が速く、ボールコントロールに優れた9番にボールを集めてきます。しかし、ボランチがきちんと寄せて自由にさせません。初スタメンのケイも安定しています。きちんとオーバーラップもし、ヒロヤへのパスも繋ぎます。最初の試合よりもドリブルやボールキープに積極的です。なかなかよい試合をしています。

しかし、前半8分、小さなパスミスからボールをペナルティエリア内に持ち込まれました。ディフェンスが戻りきちんとブロックしますが、相手はどんどんシュートを打ってきます。コウがはじきます。次は、ディフェンスがカラダを当てます。さらにポストにあたります。そして最後はコウの手をはじいてゴール内へ。0-1。
鶴牧と諏訪の違いはこのシュートの積極性かもしれません。無理でも無茶でも堪えず選択肢はシュートです。この精神は見習うべきでしょう。しかし、いつものように失点ではめげません。しっかりとボールを繋ぎ相手ゴールに迫ります。しかし、シュートが少ない。なかなかゴールが生まれません。前半20分、ディフェンスのレオが負傷します。あごに相手のひじが入り、かなり痛い様子。レオを下げ、カズマをピッチへ。この突然の交代でポジションにずれが生じます。中盤で相手にドリブルされ、マサキ、ミツルは内側を切りながら外へドリブルを追い出します。そこへハルキがはさみに来ますが、急にセンターバックに戻ったミツルとハルキの間にエアーポケットができ、そこを割られシュート。失点0-2。
ここで前半終了。

流石に下を向く選手も出始めます。そこで、点を取りにいくぞ、というアッピールを込めて大きく布陣を変えることにします。
GK コウ
DF カズマ、ミツル、マサキ、ケイ
MF シュン
MF ハルキ、タクミ、ユウスケ
FW トモヤ、ヒロヤ
シュンにはちょっと辛いワンボランチで、攻撃にかけます。なんとこの布陣がいきなり結果を出します。後半2分、ボールが中盤で細かくまわり、右にオーバーラップしたカズマへ。ここから左サイドのヒロヤへ。これをヒロヤが蹴りこんで得点1-2。
その5分後、こんどは同じように右の裏へ。ここでハルキとカズマが粘りトモヤへ。これをトモヤが二アサイドへシュート。ゴール。2-2。
あっという間に同点に。俄然、足に力が入ります。さぁ、さらに逆転に持ち込もうと力が入ります。



ところが、一瞬の油断?相手フォワードに抜け出され、失点。2-3。
もったいない。まだ時間は15分以上あります。しかし、なぜか選手には焦りが。再三残り時間をベンチに聞く選手が出ます。ここでトモヤが相手ディフェンスともつれ負傷退場。最後の控え、タクミFを投入。しかし、失ったリズムは戻りません。焦りがさらにつのります。そんな焦りを打開したのは鶴牧の10番タクミでした。相手キーパーがやや前目と感じたのか、ハーフウェイラインをやや超えたところからロングシュート、ボールはキーパーの直前でバウンドし、キーパーがジャンプした上を越えてゴールイン3-3。
なんとこのまま試合終了。本大会全試合PK戦という結果になりました。
今回はコウが2つも止めましたが、こちらも2つ止められ、1つ枠外があり、1-3で敗戦です。

結局、勝ちきることができず、4位という成績でした。
たくさんの選手が涙を流しました。思うところはたくさんあったみたいです。
明日からたくさん練習します。3連休が2回もありますが、登校日があり、定期試験があります。練習時間を確保するのは大変ですが、短い練習の中でレベルを上げて新人戦にチャレンジします。

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