2010年9月5日日曜日

中体連多摩市夏季サッカー大会2日目


優勝しました!!!


















簡単な道程ではありませんでしたが、ひとつ結果を残すことができました。ジュニアから素質のある選手達を受け継いで、ジュニアユースのサッカーに対応できるようにがんばってきましたが、ようやく出発点に立てたと思います。ここから本当の戦いが始まります。多摩市のチャンピオンとして恥ずかしくない試合をしていきたいと思います。


勝利の余韻に浸りながら試合を振り返ってみましょう。

準決勝 vs青陵中
貝取中と豊ヶ丘中が合併し、一昨年、昨年と結果を残してきたチームです。今年は少しチーム力が落ちたと相手の先生がおっしゃっていましたが、ジュニア時代を多摩市のチームで過ごして来た子供達が中心ですので、基礎はできています。簡単にはいかないかもしれません。鶴中の布陣は昨日と同様ですが、キーパーだけが変わっています。
鶴牧のキックオフで試合開始。キックオフのボールをボランチに下げて、ボランチからトップ下のタクへ、そして左サイドのダイチへ。しかし、パスがずれてピッチの外へ。ん。なんか、変。動きがかたい。緊張している。何故???声が出ていない。ボールにアクセスしていない。悪い癖です。また、ふぁーっと試合に入りました。何とかボールは支配するのですが、ボールが動きません。ベンチから鼓舞する声も届いているのかいないのか。。。そんな中、縦パス1本で抜け出されます。ヤバイ。キーパーと1対1。。。しかし、相手のシュートミスに助けられました。目を覚まして!ベンチの祈りもむなしく、時間だけが過ぎていきます。
前半18分、この膠着状態を脱したのは右サイドのショウタでした。昨日の1点目と同様、右サイドをドリブルで突破し、角度のないところから強引に蹴りこんで先制。
これで雰囲気が変わりました。緊張から解放されたのでしょう。イツキ、タクと連続して得点し、3ー0で前半を終了します。















緊張が解けた後半は、左右のサイドバックのオーバーラップが出始め、大きく相手を崩せるようになってきました。今日一番切れていたのはタク。トップ下なのかフォワードなのか、ゴールへの嗅覚はすばらしく、ゴール前の混戦を押し込みます。圧巻は相手に囲まれながら、ドリブル突破し、キーパーの動きを見て冷静に決めたゴールでしょう。














もうひとりはシュンタ。相変わらず冷静にトップでボールを足元に収めます。しかし、昨日の反省なのかシュートを狙わず、左右にパスを出し、アシストを連発します。そして、たまに放つシュートが本日は正確に決まりました。
結局後半は5ー0。トータル8ー0の圧勝です。
得点者は、タク3、シュンタ2、ショウタ2、イツキ1でした。


決勝戦 vs落合
予想通り、決勝の相手はジュニア時代からのライバル落合です。昨年のこの大会も三位決定戦でPK負けしています。いつも接戦になり、何度も悔しい思いをしています。でも、今年は違うはず。たくさんの練習をしてきたし、気持ちも入っています。
鶴中の布陣は準決勝と同じです。鶴牧のキックオフで試合開始。緊張しています。声がありません。そして相手のプレッシャーが速い。これまでのチームとは違います。一歩目の寄せが早いため、正確なパスが繋がりません。ドリブルでも簡単に抜けません。一進一退のゲームが続きます。シュートも時折見せるショウタのミドルシュートぐらい、相手最終ラインをなかなか崩せません。しかし、相手の攻撃も4バックがきちんと抑えます。ただ、練習どおりのプレーはできていません。相手の寄せの早さにしっかりとボールを確保する前に焦ってプレーするために、少しずつパスがずれ、きちんと前を向けません。














そして、この試合の膠着状態を破ったのがダイチでした。前半8分過ぎ、相手ゴールキックがミスキック。ダイチの前に、これをダイチが冷静に相手キーパーの頭の上とバーの間の狭いところへはかったようにきれいなシュート。先制です。さぁ、エンジンがかかるぞ、と思いましたが、そうは簡単にいかせてくれません。














前半はこのまま終了。1ー0。相手の寄せが早いことに焦らずに、いつもの練習のように、短いパスを正確に、速く繋ぎ、ボールを動かす鶴牧のサッカーを思い出すように、失敗を恐れて、オーバーラップをやめたりしないように。負けることを恐れて鶴牧のサッカーをしないのなら、鶴牧のサッカーをして負けて来い、とピッチへ。















後半は、アグレッシブに前からプレスをかけ、ショートパスをつなぎ、相手を崩そうとします。しかし、相手も簡単には最終ラインを突破させてくれません。簡単なミスが致命的となりそうな、緊迫した場面が続きます。春の大会の七生戦のようです。でも、ピッチにいたのはたくましい11人でした。ゴールを割ることはできませんでしたが、前後半50分、暑い中、足が止まることなく、相手にプレッシャーをかけ続け、きちんと抑えきりました。
1ー0の勝利です。
ベンチが想定していた展開にはなりませんでしたが、きちんと勝ちきってくれました。
とてもとても嬉しい一日でした。
きょうはビールがおいしいーーーー。

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