2011年7月11日月曜日

多摩サッカー協会春季大会

クラブユース大会、中体連の大会の日程を考慮したら春季大会が夏の日差しの中で行われることになりました。この大会には、部活3年生とクラブのみ所属のヒデ、ハギを加えた「鶴牧SC」チームと部活1,2年生中心の「鶴中」チームの2チームをエントリしました。まずは、「鶴中」チームの戦いぶりから紹介します。
3年生が引退し、新たなチームの発足です。先生とコバコーチが練習を見ながら、決めた先発メンバーは、以下のとおり3-6-1と言うのでしょうか。カッコ内は学年です。
GKコウ(2)
DFレオ(1)、マサキ(2)、シュン(1)
DFミツル(2)
MFカズマ(2)、リク(2)
MFハルキ(2)、タクミ(2)、ヒロヤ(1)
FWトモヤ(1)
SUBケイ(1)、ケント(1)、ユウスケ(1)
4バックの両サイドを上げて左右から崩すという考え方の昨年とは異なり、今年は中盤の2年生を連携させて真ん中から崩していく考え方でしょうか。ディフェンスはストッパーとして中盤の底で相手トップ下とフォワードを止める役割のミツルと一枚余り気味に抜け出す相手をすべてカバーするセンターバックのマサキがポイントになりそうです。

7月9日
vs聖ヶ丘中
相手は3年生が3人入っています。ちょっとスピードで抜け出されるとやっかいです。キックオフは鶴中から。タクミからリク、ミツルに下げたボールをしっかりと繋いで、徐々に前に回します。しっかりとボールをコントロールしながら全体でボールをゆっくりと押し上げていきます。なかなかよいリズムですが、中盤から前に崩すところに何か工夫が必要です。特にタクミの発想力とリクとカズマの連携がポイントになりそうです。特にタクミはこれまで3年生チームに入ることが多かったため、ワンタッチでプレーする癖がついています。3年生は運動量が多かったのでワンタッチでさばいて再度ボールを受け、さらにワンタッチで次へという細かいパス回しが特徴でしたが、このチームではそのままの発想ではまだボールを繋げません。タクミのイメージと周囲のイメージがあっていません。今度は自分が中心になってボールを納め、コントロールしてから周りを動かす考え方に切り替えないとチームとしては苦しいと思います。新キャプテンのリクはボランチとして前を向いてプレーしているので、ここで試合をコントロールをして欲しいと考えますが、現時点で本人は攻撃よりも、守備に気持ちがあるのでしょうか。以前よりも、ボールをミツルに下げる回数が多いように思います。それでもタクミ、ハルキ、ヒロヤに供給するボールはチャンスに繋がります。この回数が増えればチャンスが多くなると思います。もう一人のボランチ、カズマ。今までサイドで出ることが多かったカズマですが、ベンチは新たに真ん中での役割を与えました。これが実にうまくはまっているようです。ボールへのアクセスが早く、予想以上に視野が広いと感じました。ボールを奪ってワンタッチで左右に散らすボールがきちんと味方の前に出ます。よく周りを見ています。ただ、もう少しディフェンスが強くならないとチームとしては厳しいので、練習ではここをテーマにしたいですね。右サイドのハルキにはよいボールが繋がります。きちんとコントロールして前を向くところまでは出来ています。テーマは相手サイドバックの裏に出たボールに追いつく走力でしょうか。そこに抜け出すことができるととても面白いと思います。
ディフェンスのポイントとなる、ストッパーのミツル。とても出来がよかったと思います。声もよく出ていて、ボールにきちんと正対してリク、ハルキ、ヒロヤ、そして時にはタクミやトモヤによいボールが出ています。最終ラインという意識があるのでしょうか、ボランチのときよりもボールを後ろに下げることがなくなりました。そして、センターバックのマサキがすばらしかった。左右に抜け打す相手にことごとく追いつき、1対1に負けることがありません。今回は2年生中心のコメントになりましたが、最後の2年生はGKに転向したコウ。声が大きく、チームを鼓舞する声は抜群です。フィールドを経験しているためか、飛び出しに躊躇はありません。上のボールとキャッチングはこれからという感じですが、安心感はあります。強いて言えば声の質でしょうか。鼓舞する声は出ていますが、ディフェンスへの注意、中盤への指示など、一番見えているはずなので、指示の声の出し方を覚えるととても大きな戦力になる気がします。
ということで試合は進み後半ロスタイムまで0-0。マサキ、ミツル、レオ、シュンのディフェンス陣は相手3年生も含め、決定的な場面を作らせていません。このまま終了かと思いましたが、終了間際にタクミがループ気味に相手ディフェンス裏に出したボールにトモヤが反応。ペナルティエリア内に進入します。これを相手ディフェンスが後ろからスライディング、足がかかりトモヤが転倒。PKを貰いました。これをリクがきちんと決めて、初陣を1-0で勝利しました。


vsFCグロリア
相手は全員1年生。相手は3戦目で連戦中。絶対的にこちら有利と思いました。実際試合の入りは互角以上でした。しかし、相手はサッカーに対する考え方がしっかりしています。ひとりひとりがしっかりとボールをコントロールし、近いところに確実にボールを繋いできます。大きく崩されることはありませんが、徐々に前に運ばれて、動かされているという感じがします。一方鶴中チームはフィニッシュへのイメージが不足しています。タクミがボールを納め、ためを作れるようになること。トモヤがフリーになることでしょうか。トモヤ前でよく声は出ていますが、相手を背負っていても、間にディフェンスがいても声を出すため、声だけでボールを出し、失う場面が多々あります。この声だしのタイミングがわかると面白いと思います。後は、ヒロヤとハルキがもっと高いポジションを取れると面白い。決定的なシュートもありましたので、これからです。

ディフェンスのシュンとレオは1対1に負けていませんが、マサキが前に引き出されたときに厳しい場面がありました。この試合2失点しましたが、どちらもマサキが前に出たときに相手に抜け出され、キーパーとの1対1に持ち込まれた失点です。2失点目はコウの飛び出しが裏目に出たものです。でも、これらはこれから連携を確認していけば修正できそうです。試合は0-2で負けてしまいました。

vs多摩大聖ヶ丘中
3試合目。相手は2年生中心で今年一年戦う相手です。ここにはきちんと対応しておかないと、今年の鶴牧は楽な相手と思われてしまいます。しかし、流石に炎天下の3試合は厳しかったかも。マサキが熱中症気味、リクが右手首をひねった状態。全体的に動きが鈍くなります。

いくつか惜しい場面もありましたが、ゴールをこじ開けることができません。この試合はケイ、ケント、ユウスケのサブの投入もありました。特に全体のパフォーマンスが下がることはなく、それぞれ与えられた役割をこなしてくれました。しかし、サブとして流れを変えるような特徴もなかったですね。どのような場面でどのように流れを変える交代ができるか、ベンチも含め練習しながら考えて行きましょう。

試合は0-2で負けました。

あと1試合、来週のTCU戦で予選は終了です。
また、応援よろしくお願いします。

2011年7月10日日曜日

U12以下 新入生歓迎会

今年も多くのお友達をお迎えしました

恒例のミニゲーム大会
はたして何人居たのでしょう?
ト〜〜〜ても多かったです(数えておけよ、、、(^^;)

親子でサッカー大会

大人と子供


今年のキンダーさんは年少〜年長で70人になりました

1年生も20名を越えてまだまだ体験入部が続いています

多くの力が集まり、地域クラブとして皆でガンバっていきましょう

さて、もうすぐ夏休み、朝練、合宿、30周年招待と企画の多い夏になります

更に力を合せて楽しみましょう

ジュニア4年 市内大会

鶴っ子4年生Aチームは、7月9・10日の二日間、多摩市春大会決勝トーナメントを戦ってきました。

梅雨明けの猛暑でしたが、沢山の保護者のかたに駆けつけていただき多くの応援のなかで、見事準優勝に輝くことができました。

おめでとう!よく頑張りました。

<準々決勝>
 vs 二小 6-0:勝(得点 コウキ×3、タイチ、タクミ、ヒロユキ)

<準決勝>
 vs 多摩 5-0:勝(得点 コウキ、タクミ×3、ヒロユキ)


9日(準々決勝、準決勝):
いつもどおりボールにしっかり向かうことと、一つひとつのポジションに注意してほしいポイントを伝え送り出しました。子供達から緊張感をあまり感じなかったので心配しましたが、初戦ではスタート1分でしっかり先制点を取り、その後は自分達のサッカーで終始戦うことができました。
この日の2試合では、得点の半分以上がサイドから起点を作り、取るべき選手が取る理想の形を作ることができたことに大きな成長を感じました。

が、まだまだ、中途半端な攻守の切り替えだったり、ミスパスや枠に飛ばないシュートも多々あったりと集中力が続かないという姿も露骨に見て取れました。


<決勝戦>
 vs 聖ヶ丘 1-2:負(得点 ヒロユキ)

10日(決勝戦):ゲームは鶴牧ペースで動いていましたが、鶴牧4年生のストロングポイントをとことん抑えられることで攻め手が無くなり、ウィークポイントをとことん突かれるというゲーム展開を打破できず、惜しくも負けてしまいました。
ゴールポストに嫌われていた感は否めませんが、何よりも勝ちたいという気持ちが足りなかったようにも感じます。


準優勝という結果に胸を張りつつも、優勝できなかったということを忘れずに今後に結び付けてほしいです。

鶴っ子4年生は、ここ数ヶ月の短い期間で驚くほどサッカーらしいことができるようになりました。
これからがとっても楽しみです。

2011年7月3日日曜日

トップ 都リーグ

vs ボーノFC 3-0 勝
久々の勝利、特に零封はチームの集中力の結果です。
暑い中の試合が続きますが、良い流れを作りたいと思います。

ジュニア6B 市内大会

6B市内大会 7月2日(土)準々決勝

VS SEISEKI B

予選を得失点差で上回り2位通過。決勝トーナメント1回戦。予選最終戦でとても苦い体験をした事が選手達の気持にどう響いているのか。

前半なかなか崩せない相手に懸命につなぐサッカーを繰り返す。16分待望の先制点を奪うも前半もう終わりというところで痛い失点。1-1で折り返し。今日は気持ちが入っている。まだまだやれると意気込んで後半戦突入。練習の成果がみられる展開が生まれる。トップの選手にあてる作業の繰り返し、その選手にボールが入りだし結果、トップ下の選手にシュートチャンス続出。効果的に29分、33分、39分に加点しベスト4進出!

4-1 ☆(トッシー2・ハヤト2)

同日、決勝トーナメント2回戦 準決勝

VS 北貝取 B

ここを勝ち切って明日の決勝戦に挑むべく気合いが入る。開始3分、裏へぬけ出され失点、数名下を向く。8分失点、半数以上が下を向く。11分失点、ほぼ全員下を向く。ここで諦めたら何もならない諦めればその時点で終わりだ。選手達は喰らい付き16分に1点返す。大きな1点だ。1-3でハーフタイムを迎え疲れの色も見える中もう守っていても勝てない、点を取りに行こうと後半戦に挑んだが前がかりになっているところを逆につかれ23分、35分と失点を重ね完敗。明日は3位決定戦にまわる事に。

1-5 ★(ハヤト)


6B市内大会 7月3日(日) 3位決定戦

VS 落合C

さあ予選時に選手達を成長させてくれたチームとの再戦。0-3で負けシュート0本が記憶に新しい選手達はしっかり前回の「忘れ物」を持ってきているだろうか?

立ち上がりからまず5分、集中していこうと。気持ちは出ている、勝ちたい、勝ちたい、前に行かせたくないと4分、ペナルティエリア付近でファール。このFKを直接決められ失点。が選手達はやはり成長していた。その1分後絶妙なスルーパスを見事なタッチでさばきシュートを放ちゴール!同点。その後一進一退の攻防を繰り広げるが相手CKの多さが目立つ。落ち着いて処理すればつなげる場面や悪くてもタッチへ逃げる事が出来たと思うが焦って蹴ってキックミスでCKみたいな。しかもキッカーが非常にいいところへあげてくる。そのたびヒヤヒヤしていたが集中して相手を捕まえ一歩早く触る事が出来ていた。後半集中の切れた選手が適当にただ蹴ってしまう場面もみられピッチ内で不協和音が・・・。いいゲームをしていただけに残念だ。そんな状態で試合時間残り1分でCK。ここでやられた。最後の最後でやられた。きれいに決められたのではなくこぼれ球をお見合いしている間に押し込まれた。ボールへの執着は相手の方がまさっていた・・・。
残りわずか気力を振り絞ったがタイムアップ。

1-2 ★(トッシー)結果4位で春季大会終了。。。

前回の試合ぶりから大変な成長を見せてくれた選手達。この春6A・6B・6Cの選手には非常に大きな経験をもたらしてくれた大会だったように思います。選手もそうですがコーチ陣にもまた良い勉強になりました。コーチング、ベンチワークetc・・・。鶴牧SC全体で切磋琢磨し鶴牧魂を持ってブレないチーム作りができればいいですね。両日とも暑い中応援いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。これからも子供達の日々成長の証となる試合に是非足を運んで大きな声援を送っていただけると嬉しいですね。もう次の闘いへの準備が始まってますから!(^^)!

ジュニア3年A 市内大会

和田公園で春大会の準決勝に挑みました。鶴牧Aが頑張ります。

準決勝 鶴牧 A  VS SEISEKI A  1 VS 0 ☆

準決勝に向かい選手達も朝から気合が入っていました。勝てば決勝、負けたら・・・
しかし選手達はやる気です。前半は最初のシュートまでが少し時間が掛かりすぎかな????
近くまで行くのですが今一歩の所でダメですね、ピンチの連続でした。何とか守りきったり、シュート
まで行ったりで、後半の1点が決勝点でした(途中も良く、ナイスシュートでした!)
ギリギリでしたね、ミスも沢山しましたね・・・悪い所は沢山見えましたよ。

決勝 鶴牧 A  VS 北貝取 A  1 VS 2 ★

少し時間が空きましたが、暑さもあり疲れが取れるぐらいの時間でした。良い形で決勝に望みました。
前半に良い形でゴ〜〜〜〜〜ル!!ナイスシュートでした!!前半は頑張りが見えてましたよ!!
後半に入り、少し疲れが見え始めてきた所で失点・・(いつものミスから始まるパターン)でした・・
そして立て直す時間なのにミスからの失点でした・・・力及ばずにタイムアップ・・・残念でした。

しかし、選手達は暑い中一生懸命にボールを追い続け、走りまわり頑張っていました!!!負ければ悔しいのは
この先沢山経験します。まずは一生懸命に楽しく練習をして次は頑張ろう!!!


準優勝という結果が出せてとても頑張った結果と思います。本日も暑い中、沢山の保護者の方々の応援には
大変感謝しております、いつもありがとうございます!今日は準優勝という結果を出した選手達を褒めて
あげてください、宜しくお願いします。そしてこれからも選手達の応援を宜しくお願い致します。

ガールズデー開催

一年ぶりに「ガールズディ」を開催しました。
昨年は雨上がりの曇天でグランドコンディションもイマイチでしたが、
今年は、この日のために(?)前日に夏芝の手入れをしたこともあり、
時折涼しい風が吹く中、ベストコンディションでの開催となりました。

参加者は3歳児から小学6年生まで幅広い年齢層から14名が集まりました。
まず、大きな声で挨拶・準備体操に始まり、ボールを使った遊び、キックターゲット、ドリブルリレーと続き、
最後にミニゲームを行うスケジュールで進めていきました。

ボールを使った遊びでは、ビブスで分かれたチーム対抗でより多くのボールを
陣地に運ぶゲームなどをしましたが、自分の倍近い身長の高学年の迫力に押され
泣き出す未就学児がチラホラ・・・。

お父さん・お母さんに慰められて元気を取り戻すものの、
これからの進行に、少し不安がよぎりました。

次にキックターゲット。

コーンを狙ってボールを蹴るという単純なゲームですが、
ふたを開けてみれば、かなり興味ある展開。
段階的に難易度を上げた設定にしている中、難なくクリアしていく
高学年を尻目に、何度も何度もトライする初心者の低学年。
でもその目は真剣そのもの。
集中を切らさず、コーンに当たるまで10回以上チャレンジを繰り返す子供達にコーチ陣も脱帽です。

続いてドリブルゲーム。

ビブスで分かれた各チームでドリブル往復でリレーしていきます。
慣れないボール運びにかなり苦戦の様子。
最初は小さな子供達で、チーム間に差があっても、
後半に控えるレジーナ部員で充分挽回が可能。
各チームが一丸となって、勝敗の行方に注目します。
早く終わりそうなチームには、不意にコーチの邪魔が入ったりして
子供達からバッシングの声が上がっていました・・・・。

そして最後はミニゲーム。

低学年と中・高学年にチームを再編成してミニゲームを行いました。
今までのゲームで、初心者もボールに慣れて積極性が出てきたので、
レジーナ部員との力の差をあまり感じない展開。

でもレジーナ部員達にもプライドがあるので、いい所を見せようと普段の練習に増して
声・体ともによく動いていました。
子供達の奥では、ママさん達が同じくミニゲーム中。

20年後(?)にもこのようにサッカー続けていて欲しいです。

約2時間、怪我もなく楽しく過ごすことができました。
今日の「ご褒美」としてお菓子を一人ひとりに渡し、解散しました。
今日の参加を機にサッカーへの興味が沸き、体験練習に来てくれる子供がいれば嬉しいです。
またレジーナ部員達も「サッカーを続けている意義」を普段と違った環境で感じ取ってくれたと思います。
「ガールズディ」に協力してくださったコーチ・保護者の皆様、そして暑い中ずっと応援くださった
保護者の皆様、本当に有難うございました。

中体連第七支部代表決定戦決勝

いよいよ最後の戦いです。たった、3つの椅子をめぐる6チームの戦い。是非、勝って都大会という夢の舞台に進みたいと思います。


vs松が谷中
先発は、GKサトシ、DFカズシ、ジョウ、タクヤ、イツキ。MFダイチ、ショウタ、レイジ、シュンタ。トップ下タク、ワントップ タケルです。
鶴牧のキックオフ、落ち着いてボールを回しますが、相手の出足が速い。あっという間にイツキが追い込まれます。しかし、落ち着いてボールをキープしますが、前にパスを送れず、相手ボールのスローイン。とにかくプレスが速い。リズムを作る前にアクセスされ、正確なパスを送るのが難しい状況です。なんとか、ボランチを経由してトップのタケルに当てますが、トラップ瞬間に囲まれ、ボールを奪われます。そして、躊躇なく蹴りこんできます。このキックが実に絶妙。ジョウが触れそうで触れないところ、キーパーが飛び出すも、相手18番が間に入り込みワンタッチでシュート。飛び出すキーパーの頭上をループで越えたボールは正確にゴールの中に。開始2分で失点です。0-1。
まるで新人戦のVTRを見ている感じです。新人戦のときはここからずるずると失点を重ねました。しかし、今度は落ち着いています。きちんとボールを繋ぎ、右サイドから崩します。そして失点から5分後、ダイチが右サイドをドリブルで抜け出しました。いつもならここからドリブルで切り込んでくるのですが、相手を抜き去った瞬間、顔を上げてゴールを見ます。キーパーが少し前に出ています。ダイチはドリブルではなくシュートを選択。ボールはきれいな弧を描き、下がりながら飛び上がるキーパーの頭上を超え、クロスバーの下に当たって、ゴール内へ。同点1-1。ダイチの大きな雄たけびが印象的でした。
ところが、前半11分。誰もが予想しなかったアクシデントが発生しました。相手ディフェンダーと競り合いながらジャンプヘッドでボールを後ろにそらし、タケルにボールを渡したダイチですが、そのまま起き上がりません。審判は試合を止めすぐにベンチを呼びます。明らかにわかる左手首の骨折です。

ここで救急車が入り、約30分の中断が発生します。ここまで再三の得点やディフェンスでチームを鼓舞してきたダイチの戦線離脱がどう響くか。ダイチに変えて早い段階でのユウガの投入です。精神的にはダイチのためにとひとつになります。しかし、これまで試合を引っ張ってきたキーマンのひとりが欠けることで、連携には大きな痛手です。

中断が空け、試合再開。気持ちは入っています。ボールを繋ぎ、前からディフェンスし、押し込みます。タケルが抜け出し、

ショウタがドリブルで相手を崩します。

しかし、相手も必死にディフェンス、寄せが速く、ボールを持ってもパスをすぐに出せません。そして、ボールを奪えばディフェンスの裏に蹴りこんできます。そのキックが実に正確にディフェンスとキーパーの間に落ちます。まるでそればかり練習しているかのように。。。ジョウもタクヤも、キーパーも慣れてきて、きわどいところですが、ボールをコントロールします。前半終了5分前、またしても同じように蹴りこまれたボールは今度はイツキの裏でした。センターバックとキーパーの間は慣れましたが、イツキの裏は初めてです。イツキは下がりながら、相手18番は前を向いて全速力でボールにアクセスします。ボールに到着したのは同時に見えましたが、ボールを押さえに行くイツキの動きとシュートを選択した相手の動きは相手のほうが一瞬速く、ボールは空中へ。一歩ボール方向に動き出していたキーパーの頭上を越え、サイドネットへゴールイン。1-2。
そして前半終了。

後半、気合を入れなおした鶴牧は積極的にボールに絡み、次々とチャンスを作り出します。
レイジが

イツキが

ショウタが

シュンタが

カズシが

ユウガが

タケルが

しかし、ゴールをあげることができず、この間2回ロングボールを蹴り返され、これがことごとく相手18番のスピードで抜け出されて、ワンタッチのループシュート、そして後半ロスタイムにも。。。。。
攻めて攻めて点を取れず、相手には数少ないチャンスを決められるという、これまでの鶴牧の一番悪いパターンになりました。相手のロングキックの正確さと、相手フォワードの正確なシュートはすばらしかったのですが、こういうサッカーに勝ちきれないのはコーチの責任だと思います。何回も同じようなブログを書いていてはダメですね。結果は1-5。結果だけがホームページに載れば惨敗なのでしょう。いい戦いをしたと思います。でも、結果は。。。

ここまで振り返れば長い長い時間をこの子たちと過ごしてきました。そして今年も引退の時期を迎えます。才能あふれるこの子たちを都大会に連れて行けなかったのは、コーチの責任でしょう。選手は頑張りました。ピッチにダイチが残っていればという思いはありますが、それもダイチの悔しさと痛さを考えれば言ってはいけないことでしょう。

ご父兄の皆様、たくさんの応援をありがとうございました。

そして、1、2年生の皆さん、この思いを次に繋いでがんばっていきましょう。

2011年7月2日土曜日

ジュニア1年 町田JFCサマーカップ

 前日までの怪しい天気も何とか持ち直し、町田JFCさんからのご招待を受けて
1年生の大会に出場しました。現2年生が昨年出場し優勝したということで、一部
2年コーチからのプレッシャー(?)を受けつつ試合に臨みました。

予選1試合目:対町田JFC木曽
 町田JFC所属のチームはどこもしっかり鍛えられていますが、このチームもや
はりしっかりした技術を持っていました。前半、第1試合ということもあってか、
エンジンのかかりが遅い鶴牧をどんどん攻めてきます。
 なかなかボールを奪いに行けない、追いかけられないところをきっちり狙われて、
気付けば前半で4失点。予選1位通過は無理か・・・。しかしわがチームのメンバー、
まったくへこむ様子も見せず、相手チームの選手の多くが交代したこともあってか、
後半開始より怒涛の攻めを見せてくれました。相手キーパーの単純なミス(キャッ
チしたボールをゴールキックと勘違いしてセットしてしまった)を見逃さず、ゴー
ルに押し込むと、前後半が入れ替わったかのように攻め続け、4点のビハインドを
追いついてしまいました。
 残り時間あとわずか、もう少しで逆転というところでしたが、残念ながらタイム
アップ。引き分けどまりでしたが、ものすごいガンバリを見せてくれました。

予選2試合目:対瑞穂三小SC
 まったくの初対面の相手、相手の出方をうかがうような試合の入り方でしたが、
1試合目と比べると、メンバーの緊張もほぐれたのか動きもスムースに。懸命にゴ
ールに向かっていましたが、なかなか得点が奪えず、前半はスコアレスで終わりま
した。
 相手との力の差も大きな開きはなく、自信をつけた(?)子供たちは後半開始か
らもドンドン攻め続け、ついに相手ゴールをこじ開け、1試合目の後半を再び見る
かのような試合展開で、終わってみれば4対0で勝利。町田JFC木曽さんの2試
合目の結果次第では1位通過もあるかも…との期待が。

順位戦:対町田JFC町田第一
 結局、町田JFC木曽さんの2試合目は、対鶴牧SCを上回る圧倒的な攻めで瑞
穂三小SCを8対1で退けたことから、わが鶴牧SCは残念ながら予選ブロック2
位同士の順位戦に。
 相手はこちらも強豪町田第一さん。3試合目ということもあり、また、途中天候
が回復し、日差しが差し込んで気温が上昇するというコンディションもあり、子供
たちはやや疲れた様子でしたが、試合開始から一進一退の展開に。町田のチーム相
手にこれだけ頑張れるのは、正直びっくりしたくらいでしたが、一瞬のすきを突か
れて先制を許し、前半を0対1で折り返します。
 後半に入っても、試合出場メンバーはしっかりとボールを追って走り、ベンチに
控えているメンバーも一生懸命応援の声を上げていました。すると、待望の得点が
鶴牧に!残り時間は少ないですが、イケイケ状態の鶴牧は相手陣内にどんどん攻め
込み、惜しいシーンもありましたが残念ながらタイムアップ。結局、引き分けとい
う結果となりました。

 以上、3試合を通じて、コーチ陣が(おそらく、観戦・引率いただいた父兄の方
も)一番感心したのは、この学年の子供たちは何点取られても下を向かず、あきら
めた様子を見せないというところでしょうか。前半、あれだけ攻められて差をつけ
られても、また、攻めても攻めても点が入らないような展開でも、最後までゴール
を目指して走るようになったことは、1年生になって3か月少々ですが、すごい進
歩だと思います。
 現2年生のように優勝はできませんでしたが、町田のチームを相手に無敗という
成績は十分胸を張れるものと思います。
 あとは、試合で見せるこの「姿勢」を、普段の練習でも示してくれれば、みんな
ドンドン伸びていくのでは、と思います。

 本日も、何かとお忙しい中、選手の送迎・引率等に父兄の皆さんの多くのご協力
をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。今後とも、子供たちへの応
援と、チーム運営へのご支援・ご協力を頂ければ幸いです。

中体連第七支部都大会代表決定戦

町田日野多摩稲城地区で優勝した日大三中と八王子地区で優勝した八王子四中は都大会代表を決めました。
両地区の2位から7位まで計12チームが3ブロックに分かれてトーナメント方式で残りの3代表を決めます。後2つ勝てば都大会です。鶴牧は、松が谷、成瀬台、中山中と同じブロックで初戦は中山中です。

vs中山中
今日の先発は、GKタイキ、DFカズシ、ジョウ、タクヤ、イツキ。MFダイチ、ショウタ、レイジ、シュンタ。トップ下 タク、ワントップ タケルです。久しぶりの先発タイキは緊張気味ですが大丈夫でしょうか。今日は、青年部からナカッチ、ヒトピー、ユウくんがわざわざ応援に来てくれました。ありがたいことです。こんなにも気にしてくれている人たちがいるんだから頑張らなければ。
鶴牧のキックオフで試合が始まりました。ゆっくりとボールを下げ、回します。思ったほどプレッシャーがありません。きちんとボールをコントロールできています。個々のプレーは圧倒的に鶴牧が上です。いつものように左右から崩し、ゴール前まで運びます。しかし、フィニッシュが決まりません。惜しい場面はたくさんあります。ディフェンスもあまり厳しくなく、いずれゴールを割れるのではと思います。相手は、トップ下の11番にボールを集めようとしますが、ジョウ、タクヤがきちんと止めます。しかし、単純にディフェンスの裏に入れてくるため、ミスをすると大変という感じはします。
最初に惜しい場面を作ったのはカズ。ダイチとのパス交換を抜け出し、シュート。しかし、キーパーキャッチ。

続いてタケル。スルーパスに前を向き、すかさずシュート。これはディフェンスのブロックにかかります。

惜しい場面が続いた前半15分、ジョウがクリアしたボールがシュート回転で中央へ少し流れていきます。これが相手有利に流れ、相手MFが直接コントロールして、左へワンタッチパス。ボールはジョウの後ろへ。タイキは一瞬躊躇。ボールを受けた相手左サイドの選手がドリブルに入るところでタイキが動きます。しかし、やや遅く、タイキかわされ無人のゴールに蹴りこまれました。しばらくぶりの先発が裏目に出たでしょうか。数少ない相手チャンスに決められてしまいました。0-1。
油断なのか、連携ミスなのか、圧倒的に押していただけに嫌な感じです。しかし、今回の鶴牧は少したくましくなりました。失点の直後、中盤でボールを持ったショウタがダイチの動きを見ながらふわりとしたパス。これに反応してダイチが抜け出しました。きちんとボールをコントロールし、キーパーをしっかりと見てこれをかわし、こちらも無人のゴールに蹴りこみました。失点から1分もたたずに同点です。1-1。

俄然勢いが増します。センタリングにきちんと反応しダイレクトにシュートに持ち込んだレイジのシュートは残念ながら枠の上に。

今度は20分過ぎ、ダイチがまたもドリブルで抜け出します。キーパーを見て、次に内側を確認します。しっかりと顔があがったきれいなドリブルです。

キーパーを自分のサイドにしっかりと引き付け、折り返します。

そこに、FW タケルが飛び込みます。これを押し込み、逆転です。ごめんねタケル、近すぎて顔が映らなかった。2-1。

25分過ぎにはショウタがドリブルで持ち込みシュート。

終了間際にはイツキがゴール前へ。

そしてこのまま前半を終了します。この時点でもう1点取れていれば楽な試合になったはずです。個人技は上回っていますが、パスはズレ、浮き球が多く、2つは繋がっても3つ目はという、ふぁーっとした感じ。何か迫力に欠けます。ディフェンスも体で止めにいくのではなく、足先だけ。あまり出来がよいとは言えません。

後半、相手10番の選手がピッチに入ります。一気に雰囲気が変わりました。トップ下に入った10番がボールをコントロールし、プレスが早くなります。ボールを支配できなくなります。ボランチが前に出れなくなります。守備におわれます。なぜ、最初からピッチにいなかったのかはわかりませんが、鶴牧にとってはありがたかった気がします。それでも、ピンチというほどではなく、ボール・ポゼッションが互角になったというところです。1点差しかないので、ミスは許されません。ディフェンス陣の体を張ったプレーが続きます。ここでベンチが動きました。タクを下げ、ユウガをピッチへ。そしてシュンタを右に、ショウタをトップ下にダイチを相手10番のマンマークに付けます。ここからダイチの体を張ったプレーが繰り広げられます。相手10番に仕事をさせません。流れが戻ります。前目に移動したショウタがドリブルで抜け出し、キーパーもかわした場面は圧巻でしたが、相手ディフェンダーが体を投げ出し、得点にはなりませんでした。

次はユウガ。シュンタのコーナーキックにボレーで合わせます。

しかし、ボールは無情にもクロスバーへ。そして後半20分、シュンタのコーナーキック。ユウガが競ったボールが後ろに流れます。ここにタケルがいました。冷静にグラウンダーのきれいなシュート。ゴールインです。でもまたまたごめん、タケル。シャッターが追いつかなかった。ということでゴール寸前の場面を紹介します。3-1。

これで楽になりました。あとは、相手をボールを渡さず、攻め続け試合終了。

勝ちました。いよいよ決勝戦。明日松が谷中と都大会代表をかけて戦います。新人戦で0-4で負けたチームです。今度こそ雪辱して夢の都大会に進みましょう!
11:10 vs 松が谷中 (サレジオ高専)