2012年3月31日土曜日

ジュニア6年 全日本予選


さあ始まりました、全日本11ブロック予選。


三次リーグを勝ち残った4チームが決勝リーグを行い、上位2チームが晴れの東京都大会に出場します。
本日は台風並みの嵐の中、一次リーグ2試合が行われました。


<1試合目>
VS 北貝取 7-2 (シオン2、ダイキ2、ケイト2、ユウキ)


前半は向かい風を受け、我慢の20分間になります。


開始早々、相手のロングボールが鶴牧ディフェンス陣を越え、GKタイとの間でバウンドします。キャッチ体勢をとるタイ。ところが強風に煽られ、加えて殆どの砂が風で吹き飛ばれてしまった硬いグランドでボールが予想以上に弾み、無常にもタイの頭上を通過してしまいます。アンラッキーな失点でした。とにかく今日の天候は酷い。特に守備陣は非常に難しい対応を迫られます。


我慢のゲームが続く中、徐々に鶴牧らしい攻撃も出始めました。そして12分。ミドルレンジから放ったユウキのシュートが決まり、同点に。
しかしその後すぐに混戦から失点を許してしまい、1-2で前半を終了します。


ハーフタイム。選手たちの動揺が気になりましたが、むしろ2失点で抑えられたことを彼らはポジティブに受け止めていました。「追い風になる後半、必ず逆転できる!」と。
その言葉どおり、後半は怒涛の攻撃が始まります。


1分、相手ゴールキックをカットしたダイキが決めて同点に。
2分、シオンのフリーキックをケイトが詰めて3点目。
4分、ケイトからの折り返しをダイキが合わせて4点目。
15分、18分とシオンが連続得点。


7-2の勝利で、見事初戦を飾ります。




<2試合目>
VS 17多摩 2-1 (ユウキ)


強風に加えて雨も降り出し、天候は更に悪化してきました。
1試合目同様、前半は向かい風で我慢の20分間。


前半5分、筆者が前試合の審判報告書記入のため背を向けていたグランドがにわかに沸きます。状況は不明ながら、どうやら鶴牧が得点したようです。後に聞いたところでは、シオンがドリブルで切り込み折り返したボールに、ユウキがボレーで合わせて決めたとのこと。幸先良いスタートです。


しかしその後は相手の素早いプレッシャーに苦しみ、思うような攻撃ができません。
そして、またまた1試合目同様、GKタイの頭上を越えるバウンドボールにより失点。
同点のまま後半をむかえます。


追い風になった後半、チャンスはあるものの、なかなか得点迄には至りません。
刻々と過ぎる時間。仮に1勝1分で終えた場合、自力での二次リーグ1位通過がなくなります。


残り2分。左サイドのシオンが相手ペナルティエリア手前でファールをもらいます。これがラストチャンスかもしれません。キッカーはユウキ。蹴ったボールはニアサイドへ。ゴールポストに当たったのかGKの足元に当たったのか定かではありませんが、ボールは少しだけ方向を変えて転がります。GKが必死に手を伸ばしますが及ばず、足の間を抜けゴール。念願の勝ち越しです。


残り時間を必死で守りきり、2-1の勝利。一次リーグを1位通過が決まりました。


激しい風雨で集中力を維持するのが非常に困難な状況の中、選手は最後まで諦めず本当によく頑張ったと思います。
難しい試合を勝ちきったことで彼らがまた一歩成長したことを願い、次週の二次リーグも期待しましょう。


本日は荒天にもかかわらず、多くのコーチ・ご父兄の方々に応援いただきました。ありがとうございました。
昨年先輩達が果たせなかった夢。その続きを彼らは走り始めました。これから一年間、Jリーグよりもワールドカップよりも、熱く感動する戦いを彼らが見せてくれることをお約束します。是非会場に足を運んでいただき、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします

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