2010年7月17日土曜日

多摩市ジュニアユース春季大会

多摩市サッカー協会3種(ジュニアユース)の春季大会が始まりました。
鶴中サッカー部で練習試合のとき、橋村先生の「一年生なかなかいいですね。一年生主体のチームでも戦ってみたいですね」とのひと言から、今大会2チームエントリすることになりました。
1チームは、鶴中サッカー部一年生と2、3年生の鶴牧サッカークラブに所属していないメンバーで参加する鶴中サッカー部チームです。もう1チームは、鶴中サッカー部2、3年生を主体とし、鶴中サッカー部ではない1、3年生の鶴牧サッカークラブのみ所属のメンバーで参加する鶴牧サッカークラブチームです。
予選ブロックがわかれ、会場も別れてしまったため、すべてを観戦できませんでしたが、予選結果と観戦した試合のご報告をいたします。

まずは、鶴中サッカー部チーム。同じグループは、多摩中、FCグロリア、落合サッカークラブ、聖ヶ丘中、そして鶴牧中の5チームです。多摩中は、中体連の春の大会で都大会に進んだ強豪ですが、今回は2年生主体の次期トップチームです。FCグロリアはクラブユースの大会で敗退した3年生が参加し、優勝して引退という計画で臨んでいるそうです。落合サッカークラブは1、2年生で30人を擁するクラブです。聖ヶ丘中学校は部員数が少なく、3年生を何人か交えたチームで参加です。
先生は十分戦えるとおっしゃっていましたが、相手は上級生、どこまで試合になるでしょうか。
メンバーにした指示は3つだけ。
①どのような場合でもボールのある局面は1対1、そこで負けないこと。ボールを取りきることが勝ちではなく、相手にひるまないこと、どこまでできるかチャレンジすること。
②必ず、誰も触らないルーズボールができるので、一番近くにいる選手が絶対にアクセスすること。
③空中にあるボールは地面に落ちる前にプレーすること。空中のボールはイレギュラーしない。


初戦、vs 落合 0-6負。
相手は、こちらが一年生主体であることはご存知でしたが、センターバック、トップ下、センターフォワードなど要所に2年生のレギュラーを配する布陣です。皆、指示は守ってきちんとアクセスします。個々のプレーは相手が上ですが、何度もチャンスを作ることができました。

第二戦、vs 聖ヶ丘中 2-0勝。
なんと、思いもかけない勝利です。相手はたくさん上級生がいるチームでしたが、ひるむことなくアクセスし、3年生がとてもよい働きをしました。

第三戦、vs FCグロリア 0-11負。
相手は全員3年生、背も高く、足も速いうえ、クラブチーム。勝負にならないことは明らかでしたが、果敢にチャレンジし、前半は0-1で凌ぎました。相手が焦り、思わずプレーが荒くなる場面も。ちょっとびっくりです。しかし、後半8分に追加点を取られて足が止まりました。

第四戦、vs 多摩中 0-4負。
相手は、1、2年生を主体にチームを組んでくれました。しかし、今日は3年生がいないので、ディフェンスで凌いでも、得点を取れる感じはありません。

全体的に、個々のプレーは満足のいくものでした。しかし、まだまだ自分のチームのメンバーの動き方もよく知らず、とても連携というところまではいけませんでした。また、50分間走り続ける体力と、瞬間的な走力もこれからです。でも、何ができ、何ができないかがよくわかったよい経験でした。この中からレギュラーを脅かす選手が出てくるとよいのですが。結果は4位でしたが、多摩中が学校行事で決勝トーナメントに出れないため、繰上げ3位で19日陸上競技場で試合ができることになりました。午前11時キックオフで相手は青陵中です。

続いて、鶴牧サッカークラブチーム。同じブロックは、諏訪中、多摩大聖ヶ丘中、青陵中、トヨニ、鶴牧SCです。2会場での試合になるため、こちらはユウキコーチにお任せです。ユウキコーチは、絶対全勝。優勝してアツシ、カズヤ、ヤマ、ハルキを送り出すと宣言しています。

初戦、vs諏訪中 13-1勝。
一年生の試合中ユウキコーチから勝利の報告。コウの第一声「なんで1点取られたの?」。メールにはそこまで書いていない。ほんとに何でだろうね。

第二戦、vs 青陵中 6-2勝。
この試合、一年生会場終了後、ぎりぎり間に合いました。相手の青陵中は今年のトップチームになるであろう2年生主体のチーム。競った試合になるだろうと思いましたが、試合開始から圧倒的にボールを支配します。とくに左サイドのダイチとカズシのパス交換の息があっていて再三ポジションを入れ替わりながら相手サイドバックの裏に抜け出すのが印象的です。対する右サイドはシュンタがキープ力を活かして相手陣深く切れ込んだり、トップ下のヒデとパス交換して崩したりと多彩です。中央はイツキとショウタがためを作りトップのハルキにボールが通ります。見ていて気持ちのよいサッカーをしています。一年生の試合を見た後だからなのか、パスの速度もトラップの正確性も際立っています。最初の得点はダイチ、左サイドでカズシとのパス交換から中央へドリブルで切れ込みながらシュート。左サイドに回ったことで、右へ流れながら右足のシュートというのがよいみたい。また、いつもと違うのはシュンタが右に回ったことでドリブルで相手陣深く入れること、そこからの折り返しにダイチがダイレクトボレーを決めたのが圧巻でした。そしておまけは前半終了間際のヒデのオーバーヘッドゴール、ほとんどジャンプはしなかったけど、ゴールを背にして後ろに倒れこみながらの得点なので一応オーバーヘッドでしょう。前半は5-0で終了です。
後半立ち上がりディフェンス裏へのボールに、下がるジョウと前へでようとするタイキの間にボールが落ち一瞬相手フォワードが速くボールに触れ、ループシュート気味で失点。ずるずるいきそうな流れをとめたのは途中出場のタク。トップ下に入り、果敢にドリブルでバイタルエリアに入り込みます。そんな中、ゴール左45度で左足を一閃、値千金のゴールです。しかし、その直後のキックオフ、相手はキックオフを直接シュート。油断していたわけではないでしょうが、下がりながらジャンプするタイキの上をゴール内に。圧倒的にボールを支配できても無失点は難しいですね。


























第三戦、vs 多摩大聖ヶ丘中 0-0分。
ここからは戦いの場を宝野公園に移します。相手は2年生が追試で遅れてくるため、1年生主体の布陣です。案の定ボールを圧倒的に支配し、相手陣内での戦いです。しかし、宝野はボールコントロールが本当に難しい。鶴牧のパスサッカーがうまくきちんと繋がりません。また、簡単に相手を抜けることも徐々にプレーの質を変化させます。ボールを持てるため、キープ時間が長くなり、パスのテンポが出ません。グラウンダーのパスがコースを変えるため、浮き球のパスが多くなり、さらにそのワンバウンド目の処理が難しいと、だんだんと悪循環になっていきます。ボールをペナルティエリア内に持ち込めるため、もっといい体制でと思う気持ちからかシュートが打てません。その上、ベンチでだまっていられないコーチ(私)がいたため、リズムが崩れたようです。(反省)全勝を目指していたユウキコーチ、ごめんなさい。

























第四戦、vs トヨニ、6-0勝。
さぁ、全勝はストップしましたが、1位抜けで決勝トーナメントを目指します。この試合はやかましいコーチは本部席で自粛。全面的にユウキコーチにお任せです。すると、やっぱり、子供達がイキイキと動きます。
最初の得点は今までに見たこともないものでした。ショウタからのコーナーキック。ゴール前のややファーサイドのダイチにどんぴしゃ。ヘディングシュートです。すばらしい。その後もちゃくちゃくと得点を重ね、終わってみれば大差での勝利。グラウンド状態を気にせず、きちんとパスを繋ぐ努力をしていました。また、1試合目にはなかった遠目からのシュートなど、きっといっぱい指導を受けたんだろうなと思います。それを実戦ですぐに表現できるところが成長しましたね。しかし、問題点も。明らかに本日の副審は未経験者でオフサイドの判定が微妙でした。そこで、「ナイヨ」と叫んでいても始まりません。審判の状況を見て、裏へのパスはオフサイドを取られることが多いと思ったら、ドリブル突破でマイナスのパスを選択するようなクレバーな試合運びもして欲しかった。これは高望みかしら?でも、ディフェンス陣はよかったです。危ない場面はほとんどなく、センターバックのアツシとジョウは危なげなくポジションを入れ替えながら、どちらかが余る動きはなかなかのものです。願わくば、2枚のセンターバックが前に引き出されたときに、ボランチがセンターバックの位置を埋めることができたらと思います。























さあ、1位抜けです。19日は陸上競技場で決勝戦です。決勝なんてずいぶん久しぶりです。
14:00 キックオフ。相手はグロリアです。相手は全員3年生。この大会で優勝して引退することを目標にしているらしいです。相手にとって不足なし。一泡吹かせて見ましょう。2チームが陸上競技場で戦うなんて夢のようです。皆さん、ぜひ応援よろしくお願いします。

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