2015年2月22日日曜日

ジュニア4年 東八王子FC バレンタインカップ 4年生大会 (八王子市立鹿島小学校)

 ジュニア4年生バレンタインカップ組はY田コーチの母校でY田コーチの出身クラブである東八王子FCさんの招待大会に出場してきました。

 石神代表の心配りで急遽配車された鶴バスで会場に乗り込んだ選手達は少し興奮気味でしたが、大会に入る前に以下のことを選手達に問いかけました。
 - 今日はここに何をしに来たのか?
 - 個人の目標、練習で培ったフェイント等やりたいプレーはあるのか?
 

 試合の中の約束事として、
1.色々な種類の声を出そう
 選手達に確認すると、指示する声、励ます声、呼ぶ声等色々な種類の声を本人達が理解していることが分かります。
2. "2秒ルール" 相手に抜かれたり、ボールを捕られたりしたら2秒以内に全力で奪い返しに行こう、奪い返せなかったら交代。観戦サイドの父兄の方々にはあまりにもベンチのコーチ・選手から「2秒!2秒!」と声がするので不思議に思った方もいらっしゃったかと思いますが、こんなルールがあったことを帰宅後の選手からお聞きになりましたでしょうか。

予選リーグ (Bグループ)
○第1試合 vs 国立SSS(国立市)
 いつも監督・コーチに言われてる声と比べて新鮮味のある2秒ルール。果たして鶴っ子達はピッチ上で相手に自由にプレーをさせません。しかし攻撃はサイドの選手の張っている位置、始動の位置がセンターに寄ってしまうために効果的にサイドが使えません。またパスの出し手に対して顔を出すポジションも気が急いているのか相手の背中に入ってしまうことが多々あり、押し込んではいるものの決定打はなく、何度か見られたマッチャン得意の爆走ドリブルはシュートを打つ前にゴー
ルへの角度がなくなり不発に。


 後半にあった絶好機、大会を通してトップ下で奮闘していたタイキからの絶妙のスルーパスに抜け出したキッペイのシュートもタイミングが遅れてゴールを割れません。試合は残念がながらドロー。


(結果:0-0△)

○第2試合 vs 東八王子FC(八王子市)
 予選第1試合で左右バランス良く攻撃を展開をして計5点を奪って快勝してきた東八王子FCさんに対して2秒ルールで自分達に自信をつけた鶴っ子、押され気味ではいるもののそれぞれの持ち場で2秒ルールプレッシャーをかけ続け相手にいいようにボールを持たせません。試合展開はやや押され気味ではあったものの、相手のキーマンに仕事をさせず一進一退の攻防が続きます。


 抜いても抜いても懸命に追いかけ、ボールを奪い、反撃し、また捕られてもまた全力で一人、二人とプレッシャーをかけ続ける選手のプレーにベンチのコーチは感動すら覚えました。キッペイが、カイトが、ピッチの全選手が攻めも守りもサボりません。2秒で追いかけられなくなってベンチに戻って来る選手は皆やりきったいい表情をしていました。危ないかな、という場面もプレッシャーがかかるので読みのいいカズマが難なくきっちりと処理してくれます。


 攻撃は前の試合と変わらず単発に終わることが多く、決定機をなかなか作り出すことができません。すると自陣中央付近での相手のドリブルを2秒ルールで猛然と戻って来たハルトでしたが不運にもファールを与えてしまいます。ベンチの声も虚しく、壁を作るのが間に合わず相手の勢いのあるボールがネットに突き刺さり失点してしまい、試合終了。予選Bグループ2位で3位決定戦にまわることになりました。
(結果:0-1★(前:0-0、後:0-1)

○3位決定戦 vs 烏山北FC(世田谷区)
 相手は決勝戦で快勝した府ロクSCさんと予選リーグで撃ち合いとなり惜敗した世田谷区の強豪チームの一つですが、予選リーグの2試合の中で、正の連鎖を通してますます浸透してきた2秒ルールプレッシャーをかけ続け、相手の思うような試合の展開をさせません。一方、相手選手の力もあり1対1の場面でなかなか前の試合の様に奪えず、2秒ルールで数的優位を作って奪う、という展開が続きますが、前半に勢いあるドリブルからサイドを突破されプレッシャーがかかる直前にペナルティエリア外45度付近からファインゴールを決められ失点。


 後半にも、今大会安定感を見せいていたレイ・カズマ・レオンのたった一度の横パスのミスを突かれ左足一閃。2失点してしまいます。鶴っ子もタイキのスルーパスを狙っていたカナメがペナルティエリアから出ていた相手GKをよく見て浮かしたシュートを放ちますが浮かし切れずゴールを奪えません。


 後半からトップに入ったニッシーがタイキを信じ逆サイドにうまく流れていたところを見逃さず、タイキから素晴らしいパスが。一気にゴール前まで行きますがシュートには結びつかずタイムアップ。残念ながら無得点のまま4位で大会を終えることになりました。
(結果:0-2★(前:0-1、後:0-1)

 ピッチにいた選手がサボることなくプレッシャーをかけ続けることである程度の自信を掴んだ鶴っ子達ですが、無得点に終わってしまった事実が語るように攻撃の部分ではまだまだ伸び代があります。まずは普段の練習でも続けているキック力、そして幅とスペースの使い方か。特にキック力に関してはこれからも重点的にやっていくことで攻撃の幅も自然と広がってくると思います。頑張ればそうそうやられはしない、次は勝つための得点だ。練習から100%でやっていこう!

 まさに凍えるような寒さの中、本日も変わらぬご父兄の皆様のサポートと応援ありがとうございました。また、ヘルプに入ってくださったエイスケコーチ、五十嵐審判員、ありがとうございました。

== 稲本

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