2010年1月10日日曜日

ジュニア6年/招待大会へ参加

平成22年1月9日・10日
17多摩招待

1日目
今年初めての屋外でのサッカーの蹴り初め&対外試合である、17多摩招待に参加して来ました。
6年生にとっては最後の17多摩招待になるとともに、ジュニアユース(中学)に向けての大事な準備時期でもあります。
そこで今回は、「自分のことは自分で考える、チームのことも自分で考えチームメートの意見を尊重しながらみんなで作り上げる」をコンセプトに取り組みました。
試合前の準備、試合間の過ごし方、先発メンバー、交代選手・タイミング、戦術・フォーメーション等々を全て選手達に任せました。

1試合目 VS FC多摩川ジュニア(4−2勝利)

1 M・O(Y・A) 2K・K 3 K・K(Y・A) 4A・O(Y・A)
この試合は先制→追加点→だめ押しと一度もリードされることなくいい展開で試合をすすめることができました。初蹴りということもあり多少コーチ陣としては不安要素があったのですが、子ども達はいい意味でその不安を払拭するようなゲームを見せてくれました。
心配があるとすれば、シュート本数から見てシュート決定率と枠内へのシュート数が格段に低いということと、局面局面でのプレーがワンプレーでとまってしまい、2次・3次への動きがないということ。これでは、うまくハマっているときはいいのですが、我慢忍耐しなければならない時間帯のとき更に劣勢、悪くすれば失点とう場面を多く招いてしまうのです。

この試合でもそんな場面が見受けられましたが、常に先行するという試合展開だったのでなんとか勝利することが出来ました。

2試合目 VS 東寺方SSS(1−0勝利)

1 Y・A
このチームに今年度幾たびも対戦する機会があり、そのたびに悔しい想いをしてきたチームです。
1試合目の反省も選手同士にしていたのと、コーチからは「プレーは継続するように」とだけ伝え、選手達に考えることを再度促し挑みました。この試合はディフェンス陣が久しぶりにというか、ビックリするほど落ち着いていて、確実に的確に相手の攻撃の芽を摘んで行きます。我慢の時間帯も長くどうなることやらと思っていたのですが最終ラインとボランチ陣の連携で無失点に抑える時間を継続することができていました。

そして待望の先制点!!

ここからは更にモチベーションがあがりチーム全体としても選手達が考えたプランで乗り切ることが出来ました。

3試合目 VS 町田大蔵(0−4敗戦)
決勝トーナメント1回戦、この試合に勝利することで2日目のベスト4以上の戦いに駒を進めることが出来る大事な一戦。
しかし3試合目ということで体力的な問題と、精神的にもタフな2試合目と15分しか間隔がなかったことからくるモチベーションの低下がみられ、なんと開始30秒で失点。

なんとか挽回しようと選手達は頑張るが、この1点はいろんな意味で選手達から様々なモノを奪うには充分すぎる失点であり、大きく響いてしまった。こうなると、選手達(フィールド・ベンチを含めて)の思考回路等々が全て止まり打つ手なしの状況に・・・・・。
6年生シーズンを象徴するようなあと1つが勝ちきれずというまたも悔しい想いをするハメに・・・・・。

これで2日目は決勝トーナメント順位決定戦ではなく、フレンドリーリーグにまわることが決定した。

2日目
この日も昨日の反省も踏まえ、選手達に最初に大会プログラムも手渡し、昨日と同様に選手達自身に全てを任しました。やはりこの年代は飲み込みが早いというのか、昨日に比べると時間のとり方・使い方が上手くなっていました!

一番ビックリしたのは新しいフォーメーション(いつもなら3−5−2、でも2日目は4−4−2)まで選手間で提案し考え選手全員で確認し、コーチ陣に提案してきました。こんなに嬉しい成長はほっとく手はないので、コーチ陣も大歓迎し試合に臨むことになりました。

1試合目 VS 二小(2−0勝利)

1 A・O(Y・A)2R・N(K・S)

新フォーメーションの4−4−2で試合に臨む。いつものポジションと違う選手達が半数以上、景色も動きも違う中試合開始。
初めての割にはスムーズにスタート、ワイドに広く選手が配置されているためグランドを横幅いっぱいに使うプレーが目立つ。たまに犯すミスは初めてのことへのチャレンジの代償という感じなので仕方がないと思う。(選手自ら考えたチャレンジなのでとにかくやらせよう!)この試合は、いままでみたようなことがないサイドからの崩しと連携で点をとることが出来ました。いい、チャレンジだったと思います。

2試合目 VS トヨニ(3−2勝利)

1 Y・A(R・N) 2 K・S(M・O) 3 Y・A(K・S)
この試合も4−4−2で臨む。ただし1試合目とは若干選手のポジション変更を選手自身でやっている。ここではせっかくのチャレンジなのでコーチ陣から簡潔に4−4−2で戦う際の注意点・利点・1試合目の修正点を伝える。ある程度の修正は選手もゲームの中で実行している、利点も最大限利用としてプレーを展開しようとしている。やはり今日の鶴牧は何かが違う!自主性みたいなものが産声をあげつつあるのか?いままでみたいに試合であれ、練習でここまでの集中と一体感みたいなものは全日本の南山イレブン戦か、ひょっとすると5年生の住信カップ以来ではないかと思うぐらいであった。この試合は久々の前線へのポジション変更が功をそうして、得点重ね勝利。最後に一つだけ欲を言えば、相手フォーワード選手に卓越したプレーヤーがいると守備が後手後手に回るので、この辺りも選手間で練習時から課題として捉え取り組んでもらえるとこの2日間は大きな収穫があったと確実にかんじられると確信しています。


17多摩招待総括
この2日間5試合というハードスケジュールで実施される17多摩招待。
昨年の反省と中学生への準備時期として、選手自身に考える力、チーム内コミュニケーションの重要性、チームとしての一体感を各個人で自覚してもらいたいため、戦術・先発・交代・準備・1日の過ごし方全てにおいて選手自身に考えさせて過ごしました。多少脱線するのも覚悟の上でしたが、一人一人がしっかりと自覚と考えを持ちそれを仲間に伝え共有し、全員でだした結論で動く!ここまでのことが出来ると誰一人としてダラダラしたりぼっーとしている選手がいませんでした(大収穫!!)

大会結果だけみると決勝トーナメント1回戦で敗退し、またもや一歩届かずという結果ですが、中身は非常に有意義で簡単には獲得できない経験を積んだのではないかと思います。あと、何試合このチームで出来るかわかりませんがこの2日間の経験で大きく成長し今後も自主性を大切にし自分もチームメートもチームもコントロールしながら頑張ってもらいたいと思っています。

選手諸君へ
この2日間の君達は最高だった!結果よりもっと大きな宝物をサッカーにもサッカー以外にも共通する「何か」を手に入れることが出来たと思います。残り少ない6年生と言う期間を楽しく過ごしてもらいたい、有意義に過ごしてもらいたい、コーチ達はそういう思い出見守っています。この2日間で出来たことを再確認し、これから練習でも試合でもジュニアユース練習でもチームメートと一緒にどんどん高めていってください!
今は何をすべきか、個人としてチームとして何が出来るかということを自覚ができれば、一体感があれば君たちは本当に最高のチームだと思います!

保護者の皆様へ
今回も寒い2日間、応援ありがとうございました。
このチームとしては残りあと僅かですがこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

=WN

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