準決勝 vs落合中
寒い中の初戦です。きょうはカズマ、ケント、ユウスケが怪我と病気で参加できません。サブ1名、12名の戦いです。前回0-4で負けた相手、どこまで戦えるようになったでしょうか。
先発の布陣は、
GK コウ
DF レオ、ミツル、マサキ、ケイ
MF ハルキ、シュン、リク、ヒロヤ
MF タクミ
FW トモヤ
プレスを早く、フリーを作らない、先制点を目指して積極的にシュートということを確認して試合開始。
鶴牧のキックオフ。タクミから左サイドのヒロヤの前にボールを蹴りこみ、トモヤが前線に走り込みます。ヒロヤが触れたボールがトモヤに収まりますが、前を向くことはできませんでした。しかし、前の試合に比べればよい出だしです。相手に奪われたボールを前線に送られますが、それほど崩された感じはありません。しかし、ボールをキープされ必死のチェイシングが始まります。ここで約束事を1つ忘れています。横パスをすべてチェイシングするのではなく、パスの受け手を捜して、パスカットを狙う、少なくとも縦パスは許さないというディフェンスになっていません。後手に回るため、後ろからのプレーになり、無理なプレーになります。そして、3分過ぎ、マサキの足が相手の足に当たり、フリーキックを与えます。これは、きちんと壁を作り対応できたので失点には繋がりませんでした。しかし、開始6分、ヒロヤのところでの攻防、ケイがボールサイドに寄ります。マサキも左寄りに移動します。そして、左サイドの攻防が相手ボールになり、瞬時に逆サイドへ。これに反応できたのはミツルだけ。でもミツルは反転してボールを追わなければなりません。相手は前向きに走りこんだプレーヤー。球際のスピードが違いました。ミツルが追いますが、冷静に蹴りこまれ失点。0-1。ここでもセンターバックがボールに対応に行ったら、サイドバックが入れ替わって中を守りに戻るという約束事が忘れられています。レオはどこにいたのかしら?
相手は得点して勢いづきます。しかし、今回は集中力はきれていません。相手の方がボール支配率が高いですが、きちんとプレスできています。足りないのはルーズボールの競り合いでしょうか。ディフェンスがクリアしたボールが相手ボールになります。ゴールキックも、キーパーからのパントキックも、スローインすら相手ボールになります。自分達でボールをコントロールしてパスをするという状態になりません。結局、シュートを打てずに前半を終了します。相手のシュートがクロスバーに当たるというラッキーもありましたが、0-1のまま前半を終了しました。
後半も同じ指示、同じフォーメーションでスタートです。
相手キックオフはキーパーがキャッチ。パントキックで始まります。しかし、これも中盤がきちんと競らずに相手ボールになってしまいます。ここから、また同じパターンで試合が進みます。相手にボールを回されます。ただ、だんだんと相手の動きがわかってきたのか、ボールをカットできる場面も増えます。いつもなら、そこからハルキの前やヒロヤの前のスペースが使えるのですが、相手のプレスが早く正確なパスが出ません。また、トラップも悪く相手を振り切ることができません。そのため、シュートレンジまで運べません。相手はパスのタッチが早く、正確で、ドリブルも織り交ぜ、多彩です。個人技では相手が上、それを防ぐには先を読む判断力と、ボールを取りに行くエリアを絞り込むことです。それがチェイシングしないで、縦パスに絞ってパスカットを狙うという指示になっています。そのことを思い出して欲しい。
相手のシュートを何本もコウが止め、ディフェンスが体を張っているのだから、前で簡単にボールを失って欲しくない。そんなことを強く感じた試合でした。後半もシュートは1本だけ。しかし、相手のシュートもすべて防ぎ、0ー1のまま試合は終了しました。
三位決定戦 vs 多摩中
予想に反して多摩中が和田中に0ー4で敗戦しました。2年生が昨日まで学年閉鎖で、メンバーが揃っていないことが原因ということです。この試合を落とすことはないでしょう。最初の試合でタクミが傷み、大事をとって先発から外しました。
GK コウ
DF ケイ、ミツル、マサキ、レオ
MF シュン
MF ハルキ、リク、ヒロヤ
FW タクミF、トモヤ
鶴牧のキックオフ、リクからヒロヤへパスが通り、トモヤ、レオが入れ替わるように前に出ます。細かいパス交換の後ヒロヤから追い越したレオへのパス。きれいに通りますが、オフサイドの判定。今度はリクからハルキの前に、グラウンドがやや軟弱でコントロールできませんでしたが、ケイがフォローし、攻撃の厚みが出ます。新人戦から繰り返してきた鶴牧のパターンが出始めます。ゴールするのは時間の問題と思っていたのですが。。。どうもここのところテーマになっているロンドの距離感というのがわかっていない気がします。単純にボールサイドに人数をかけることだけになってしまっている気がします。たとえば、ヒロヤがボールを持ちます。すると後ろにレオ、中にリク、前にトモヤという形ができます。そこでのショートパスはある程度繋がります。でも、そこからどうやってゴールにボールを運ぶかが見えません。ロンドであれば相手は囲みの中にしかいません。実際の試合では右からも左からも後ろからも相手がきます。そして、相手がいるのにターンしたり、トラップしたりしてボールを失います。さらに、ボールサイドに人をかけているため、ボールを失うと一転ピンチになります。レオが前に引っ張り出されているため、マサキがそこを埋めなくてはなりません。すると真ん中が薄くなります。ボールサイドに人を集めるのなら、約束事が必要です。それがありません。
だんだんとボールの支配率が落ちます。それでも今の相手ならボールを個人技で奪うことができます。圧倒的に有利と思いましたが、6:4ぐらいの試合になり、得点を奪うことができずに、前半を終了します。
後半、タクミをピッチに戻します。
GK コウ
DF ケイ、ミツル、マサキ、レオ
MF ハルキ、シュン、リク、ヒロヤ
MF タクミ
FW トモヤ
前半と変わらぬ展開。サイドから崩すパターンはできています。しかし、サイドで人数をかけ、短いパス交換があるものの、狭いエリアでの攻防になってしまっています。サイドバックがオーバーラップして追い越す動きにならないため、大きく前にボールが移動しません。そして、ボールを失い、ディフェンスが右へ左へと走り回ることになります。
後半10分過ぎ、左サイドヒロヤがボールをコントロール、レオがフォローというパターンでドリブルで抜けずにレオの裏に走られます。マサキが追い、相手に迫ったところで中央へ、そこにミツルが寄せます。しかし、一瞬早くスルーパスが出ます。これにシュンが気付き、追いすがります。そしてスライディングタックル。これがファウルを取られました。PK です。ディフェンスとしては仕方のないプレー。後はコウに期待するだけです。コウはボールに背を向けて集中力を高めます。相手のシュート。飛ぼうとした方向はあっていましたが、残念ながら相手のシュートの方が速かった。0-1。
まだ15分残っています。落ち着いてやればまだまだ大丈夫。なのに。。。。
その直後、同じようなミスから相手に抜け出されます。左サイドにディフェンスが引っ張り出された後、縦に抜けられるパターンです。これはコウが反応し、手ではじきます。これが中央ルーズボールになります。しかし、そこに走りこんだのは相手のFW一人だけ。センターバックが引っ張り出されたら、サイドバックが中に戻るという約束事どうしました?これまでケイがレオが決定的場面を凌いできたあのディフェンスはどこに行ったの?0ー2。
このまま、悪い流れを取り戻せずに試合終了。なんとも後味の悪い敗戦です。負けてはいけない試合でした。
新人戦から時間をかけてディフェンスの約束事を作り、守ってから攻めるチームを作ってきました。中央にボールも人も集めるのではなく、サイドに広げて中央へ折り返して得点するというチームを作ってきました。
これがある程度できてきたので、今度は相手を崩す段階にきたと考えてメニューが変わりました。そのひとつがロンドだと思っています。早いタッチでパスを回す。球離れをよくする。速いパスを正確にトラップしコースを変える。そのための練習です。今までやってきたことにプラスするための練習です。
でも、新しいことを始めたから昔の約束事がなくなってしまったわけではありません。出来上がった土台の上に技術を積み重ねて欲しいと思います。そこを勘違いしてしまっています。
今週末、鶴牧招待を行います。もう一度立て直します。一人ひとりが練習の意味を考えるようにしましょう。
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