多摩市の中学校9校のサッカー部による夏季大会が8月22日と23日で行われました。
三年生引退後の1、2年生による中体連最初の公式戦です。
参加9校によるトーナメントで負ければおしまいです。
1回戦、vs 聖ヶ丘中
相手は二年生中心のチームですが、サッカー部の人数では11人揃わず、
他のクラブから1名の応援を得ての参加です。
しかし、2年生は背も高く足も速いチームです。
出だしは緊張のせいかいつものようにパスがまわらず、
相手を崩せません。きちんと相手を崩さないうちにシュートにいくため
ペナルティエリアの外からのシュートになります。
しかし、足の速く体格のよい2年生にも決定的な場面は作らせず、
両チーム無得点のまま前半終了。
今日は散歩の途中に偶然小野監督が観戦に来られ、
ハーフタイムに一言アドバイス。
君たちのキック力ではペナルティエリア外からのシュートは難しい。
ペナルティエリア内であとひとつパスを繋ぐ気持ちを持ちなさい。
この言葉を受けて後半へ。
だんだんと相手の力量もわかりパスも回り始めます。
そんな中後半5分、右サイドから短いパスを受けたタケルがペナルティエリア内に
ドリブルで持ち込みシュート。きれいにキーパーの横をすり抜けて得点。
公式戦初得点もやはりFWタケルでした。
さらに今度はショウタが中央正面からドリブルでペナルティエリア内に持ち込んだ後
ラストパスを右にいたたけるに。
これもタケルが落ち着いて2点目。
こうなると勢いづき、両サイドバックのオーバーラップも出始め、ますますいつものサッカーに近づきます。
決定的な場面は後半20分、イツキがドリブルで切れ込みペナルティエリア内へ、
相手ディフェンダーが止めきれずに足がかかり、ペナルティキック。
ベンチは全員タケルが蹴るものと思っていましたが、
そのままイツキが決めました。
あとでコーチから「なんでタケルに蹴らせなかったの」と問われてもみんな顔中はてなマーク。
「だってタケルが決めたらハットトリックじゃない」の言葉に、
タケルも含め「あっ、そっか。。。」なんともおおらかな子供たちでした。
それでも試合は3ー0で初勝利。準決勝に進みました。
この試合は、シュンタとショウタのパス交換で右側から崩すパターンが何回も見られたことがすばらしかった。
これがフィニッシュまで繋がるように工夫したいですね。
今年のチームのすごいところ、この後鶴中に戻り練習したことでしょう。
準決勝、vs多摩大聖ヶ丘中
全員2年生のチーム。多摩市のクラブサッカー交流戦で1ー6で敗れたチームです。
相手が強く、速いことがわかっているためか、緊張顔で試合に臨みます。
しかし、春の対戦とは一味違い、それほど自由にサッカーさせません。
ただ、ルーズボールへの寄せに躊躇が見られること、
あわてるためかコントロールしないうちにパスを出し、
ゆるいパスになったり、誰もいないところへのパスになったりとうまく機能しません。
前半に相手10番にうまく体を入れ替えられ、
必死にジョーが食い下がるも体でブロックされシュートに持ち込まれ失点。
前半は押されながらもこの1点にとどめ、ハーフタイム。
きちんとコントロールすれば、個人技では絶対に負けない練習をしているのだから自信を持ってと励まされ後半へ。
だんだんと相手の速さやあたりの強さになれはじめ、イツキ、ショウタ、シュンタ、タケルとパスが繋がる場面が増え、
後ろからカズシやダイチの押し上げからタク、アツシへとパスが繋がります。
しかし、どうしても得点まで繋がりません。
そうこうしているうちに、タクヤとジョーの真ん中を抜け出され、失点。
一瞬の空白をつかれた感じでした。残念なのはこの場面がパスミスから始まったこと。
その後、背の高い相手にヘディングでかわされ失点。
それでも前回の対戦とは違い、ひるむことなく相手陣へボールを繋ぎます。
そんななか、ショウタがドリブルでペナルティエリアに持ち込み、相手が2人で挟み込むように止めにきますが、
ショウタは転ばず、ドリブルで抜けようとします。そこでホイッスル、審判の指先はペナルティスポットを指しています。
さぁ、得点のチャンス。。。でも無常にもショウタのPKはゴールポストの左へ外れます。
相手2人のディフェンスに挟まれ、チャージを受けながら倒れなかったのはすばらしいプレーでした。
結局、0ー3の敗戦でした。
春の1ー6に比べれば試合内容はすばらしく、失点のほとんどがミスから始まっていることを考えれば、
まだまだよくなるはずです。
この試合は、2年生としての責任感で体をはってプレーしたアツシのがんばりが目立ちました。
三位決定戦、vs落合
こちらも春の交流戦で0ー2で敗れています。
短いパスを繋ぐ、鶴牧とよく似た試合運びをするチームです。
前半先に得点したのは鶴牧、またもやタケルのシュートです。
しかし、得点の直後簡単なパス交換のミスをさらわれ、相手FWの前にパス、
足の速いFWに抜け出され、春と同じパターンで失点。
さらに、同じようなパターンで抜け出され失点。逆転されます。
でも春とは違います。ボールがよく動き、トラップで相手をかわし、相手を崩していきます。
ゴールを割ることはできませんでしたが、よい動きのまま前半終了。
コーチからはフォーメーションの変更のみが伝えられ、
同じことをきちんとやっていくようにと言われ後半へ。
後半も一進一退が続きます。
この重苦しい雰囲気を救ったのはまたもやタケル、今日2点目です。
さあ、追いついた、逆転だ。気持ちは前に行きます。
でも、だんだんとドリブルばかりになり、やがて止められカウンターをくらう。
パスの精度が悪くなり、前に急ぐボールが目立ちます。
今、練習しているのはなんだっけ?
そのまま両チーム無得点。
延長戦へ。ここでもそれほど見せ場は作れず、なんとPK戦へ。
落合の先行で。
相手一人目、ゴール左へ。タイキ横っ飛びでセーブ。リード。
鶴牧一人目、ダイチ、これもゴール左へ。しかしポストをかすめ入らず。
相手二人目、ゴール左へ、タイキ横っ飛び、わずかにとどかず。
鶴牧二人目、イツキ、ゴール左へ強いたま、ゴール。
相手三人目、ゴール左へ、タイキ横っ飛び、わずかにとどかず。方向はよめている、後一歩。
鶴牧三人目、カズシ、冷静にきめてゴール。
相手四人目、ゴール左へ、タイキ横っ飛び、わずかにとどかず。同じパターン、おしいんだけどなー。
鶴牧四人目、ショウタ、今度はきちんと強いボールを枠内へ。ゴール。
相手五人目、やはりタイキの手が届かず。
鶴牧五人目、アツシ、きちんと左方向枠内へ。しかし相手キーパーのよみと同じ、どんぴしゃではじかれ残念。
惜しくも敗戦です。ただし、成績上は同率三位だそうです。
でもとてもよくなりました。今やっていることを信じて続けていけば、必ず、結果は出ます。
次は新人戦、稲城、日野、町田のチームとも戦います。
さらに一歩先へがんばっていきましょう。
2 件のコメント:
詳しいゲーム情報をありがとうございます。観戦に行けなかった者としては大変ありがたいです。ジュニアユース進化してますね!名前が出ているのも分かり易くていいですね。
コメントありがとうございます。
名前については未成年なので迷いながら出しています。名前出しについては何かご意見がありましたら教えてください。
観戦記は試合のあった夕方ビール片手に思い出しながら書いています。そのため、ときどき子供たちから「微妙に違うんだけど」とつっこみを受けています。
反抗期真っ只中、減らず口、屁理屈のオンパレード。中学生との会話は楽しいです。
これからは少しずつ中学生との会話をご紹介していこうと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
コメントを投稿