2009年8月26日水曜日

中学生の会話から②

まず、シュート

1日目の試合を終えてのショウタと先生の会話

ショウタ:
「シュートが遠いって言われたけど、
いつもゴールが見えたらまずシュートって言われているし、
ちゃんとゴールが見えてたんだけどなぁ。
間違いだったかなぁ。」
先生:
「先生は間違っていないと思うよ。」

私も間違っていないと思います。
でも、言葉ってむずかしい。

たとえば、ハーフウェイラインあたりでパスを受けてゴールが見えたから
「まず、シュート」ってやれば、必ず、「そりゃないよー」とつっこみが入るでしょう。
プレーの選択肢は選手が置かれている状況で刻々と変化します。
前提条件と確率と自分の能力を考えて、最良の選択肢を探すというのが正解です。
でも、オフェンシブの選手であれば、
「まず、シュートを打てるか」、
「次に、パスコースはあるか」、
「最後に、ドリブルまたはキープ」と考えましょうというのがコーチの言葉です。
ショウタのキック力でその選択肢が正しかったかどうかを考えたとき、
コーチは「シュートが遠い」と言ったのではないでしょうか。
じゃあ、どの位置なら「まず、シュート」なのと聞かれると、
それは「個人個人違う」としか言えません。
それを決めるのが日ごろの練習です!
たとえばシュート練習のとき、ただシュートをうつのではなく、
自分はここからなら強いボールを枠内に蹴り込めるという場所を感じることです。

そうすれば自信を持って「あそこは絶対シュートだった」と言えます。

プレーのひとつひとつをきちんと考えていることはすばらしいと思います。
間違いなく、いい加減にプレーしているのではないのですから。
それが成長につながります。考えましょう。

きっと正解が見つかるはずです。正解はひとつではありません。

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