2009年8月27日木曜日

中学生の会話から③

そんなに違う?

多摩大聖ヶ丘戦を追え、コーチからのコメントを受けて

コーチ:
「アツシは、後半アグレッシブでとてもよかった。」
アツシ:
「前半と後半でそんなに違いましたか?自分では同じようにやったつもりですけど。」

本人は何も変わったわけじゃないと思っているかもしれないけど、
ベンチから見ていると明らかにアグレッシブになったと感じられました。
なぜでしょう。
ほんの少しの気持ちの違いかもしれませんが、
ボールへの寄せが一歩早くなりました。
きっかけは、ハーフタイムのコーチの檄かもしれません。
「何をビビってるの?
基礎はきちんとやっているのだから、一対一で負けるはずがない。
しっかりアプローチしなさい。」と。
それとも、前半をやっていくなかで、
自分で「おっ、いけるかも」と思ったからかもしれません。
前半相手の方が早くアプローチできそうなルーズボールへの寄せに躊躇が見られ、
一歩遅れていたのは確かです。躊躇するから相手有利の体勢になり、
相手に自由にプレーさせることになり、常にプレーが遅れるように見えます。
後半は、その躊躇がなくなり、
多少不利でも一歩早くボールに寄せるようになったため、
たとえ、相手の方が早くボールに追いついていても、
プレッシャーがかかり自由にプレーさせず、
ボールを取りきれなかったとしてもアグレッシブなプレーに見えます。

そう、たった一歩の違いなんです。
自分では変わっていないと思っても、たった一歩が大きいんです。
失敗を恐れないこと、失敗しても取り返す気持ちを忘れないこと、
まずは行動に出ることが大事です。

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