また、この季節がやってきました。三年生の引退前最後の大会です。あと何試合このメンバーで試合ができるのかが決まります。予選、決勝トーナメント、八王子との都大会代表決定戦、都大会、全国大会と勝っていけばそれだけ長く皆とサッカーできます。ひとつでも先へ進みたいという気持ちはみな同じだと思います。まずは、予選リーグの突破を目指します。5チーム リーグの 2 位までに入ることが条件です。鶴牧中は、大坂上中、平山中、稲城二中、七生中と同ブロックです。この中では、大坂上中が先日春季大会で、町田、多摩、稲城、日野地区で準優勝した強豪です。このチームになって勝利したことはありません。そして、なんと初戦が大坂上戦です。いきなりの対決でどのようなサッカーを見せてくれるのでしょうか。
5/21(土)、vs 大坂上中
先発はこのところ不動のメンバーです。
キーパー、ウチツ
DF、カズシ、ジョウ、タクヤ、イツキ
MF、ダイチ、レイジ、ショウタ、シュンタ、トップ下、タク
FW、タケル。
鶴牧のキックオフ、いったんボランチに下げますが、これが微妙にずれます、そのため、相手のFWがショウタに迫ります。仕方なく、タクヤに下げます。これが中途半端なバウンドとなり、相手FWに取られます。ここは何とか取り返し、前線へボールを送ります。自分達のキックオフ、有利にボールを支配できるものを、簡単なミスで自陣に引っ張り込んでしまう悪い癖。いつになったら直るんだろう。緊張だけが原因ではないように思います。それでも、戦う気持ちはあり、開始1分、取り返したボールをショウタ、レイジ、ダイチとつなぎ、ダイチが簡単に相手サイドバックの裏へ絶妙のパス。これをオーバーラップしたカズシがフリーで抜け出し、キーパーと1対1に。絶好の先制のチャンス。しかし、あまりにも角度がなく、キーパーにコースを塞がれ、強引にシュートするもはじかれます。中にレイジもタケルも走りこんでいたので、マイナスのパスを選択することもできましたが、シュートを選択したことは間違いではないと思います。さらに、3分過ぎ、同じようにパス交換で相手を振り回し、こんどはダイチが真ん中に流れ、ペナルティエリアの外からミドルシュート。ボールはきれいな弧を描き、キーパーの左上隅へ。誰もが入ったと思ったのでしょう。ボールウォッチャーになりました。しかし、相手キーパーがかろうじて触ったボールがバーに跳ね返り、ピッチ内へ。でも、誰も詰めておらず、得点ならず。相手はアクセスが早く、ボールを持っている選手には必ず複数の選手が囲みにきます。それでも、きわどくパスが回り、有利に試合を運んでいます。春季大会準優勝のチーム相手に互角以上の戦いです。そして、流れが変わったのが前半6分過ぎ。中盤でのパスミスを相手に引っ掛けられ、FWに抜け出されます。そこへキーパーが果敢に飛び出します。1対1の場面、かろうじてキーパーが触りボールはルーズに。キーパーよりも相手FWの方が立ち上がりが早く、すばやくシュート。失点かと思いましたが。ジョウがゴール内に戻っており、きわどくはじきます。浮き球になったボールを相手選手がオーバーヘッド。ボールはゴール内へ。キーパーとジョウの間でオーバーヘッドした選手はオフサイドポジションのように思えます。しかし、判定はゴールイン。よく防いだのに、失点です。0-1。
ここでもうひとつの悪い癖が出ます。それまで広く使ってワンタッチ、ツータッチで回っていたボールが相手裏へ早くだそうと前線へのフィードが早くなります。受け手の準備が整っていないし、パスの精度も悪くなるし、相手のブロックに引っかかることも多くなります。もっと悪いことはDFからFWが間延びし、中盤を支配できなくなることです。そして、相手にはじかれることが多くなり、8分過ぎ、中盤のパスミスがきっかけに、相手FWにセンターバックの間を抜け出されます。そして失点。立て続けに失点する悪い癖です。0ー2。
さらにその数分後、相手DFの高く舞い上がるロングボール。ジョウがヘディングで競りますが、からぶり、相手FWに体を入れ替えられて抜け出され、失点。0-3。
ジョウ曰く、ボールが太陽と重なって見えなくなったそうです。前半15分で0-3、という思わぬ展開です。何か崩されたという感じではなく、あれよあれよという間に失点した感じです。ここで、ベンチはFWのタケルに変えて、ユウガをFWとして投入。初めて見る布陣です。ベンチの意図は前半のうちに1点でも返したく、足の速いユウガを走らせる作戦だったそうです。しかし、相手裏へのロングパスはあまり練習したことがなく、長すぎたり、短すぎたり、ユウガが前を向いてボールを支配することなどできそうもありません。ただ、蹴り合いに近くなったため、相手も精度のよいパスが前線につながらなくなり、このままチャンスもピンチも、大きな動きもなく前半を終了しました。
後半、今度はシュンタを下げ、左にユウガを入れて、トップにタケルを戻して再スタートです。今度は相手キックオフでのスタート。これを前線からタケルがチェイスし、相手陣内からボールが出ない状態で始まります。ボールもサイドによく出ますが、ユウガが入ると左サイドへのボールが多くなります。右でダイチがフリーになることが多いのですが、今日はイツキから大きくサイドを変えるパスも出ません。中盤でショウタが体をはってボールを奪いますが、そこから両サイドにパスが出せません。相手の出足が速く、絶えず、相手二人に囲まれる状態でのプレーになります。鶴牧はボランチから組み立てるため、攻撃時はショウタ、レイジが前がかりになりがちです。その状態で中盤でボールを失うと、相手の切り替えが早いため、センターバック二人で、相手3から4人を相手することになります。プレスの早い相手に、いかに正確に早いパスを出せるかが課題ですが、そこはきちんとできています。攻めているときはよいのです。どこかでボールを失ったときの切り替えが遅い気がします。後半はほぼ6:4でボールを支配できています。チャンスもあります。しかし、得点できません。
こういう相手のときはタクのワンタッチプレーがちょっと厳しくなると判断したのでしょう。ベンチはタクに変えてシュンタをトップ下でピッチに戻します。これまでタクがワンタッチで供給していたパスが、こんどはまったくタイプが異なり、ボールをキープするシュンタが入ることで、ここでボールがいったん収まります。そのため、全体のリズムが変わり、主導権をもってこれたように思います。しかし、相手も反応が早く、あっという間に修正してきます。後半は見違えるような見ごたえのある攻防になります。惜しい場面も、ヒヤットする場面もありましたが、どちらもゴールを割ることなく終了します。後半は0-0。
こんな戦いができるので、前半の3失点が悔やまれます。もう負けられない戦いになりました。
本日終了時。
1位、稲城二中、1勝1分
2位、大坂上中、1勝
3位、七生中、1分
4位、鶴牧中、1敗
5位、平山中、1敗
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