2011年10月2日日曜日

中体連新人戦予選1日目

新チーム最初の大きな大会です。予選リーグを勝ち上がるには5チーム中2位以内に入る必要があります。
鶴牧中は、町田南中、金井中、成瀬台中、平山中と同ブロックです。
まずは、1勝、そして予選リーグ突破を目指します。

予選第一試合
vs 町田南中
これまでの対戦からきちんとつないで来るチームと判断。1日2試合となるため、シュンのワンボランチは体力的に厳しいと考え、中盤を厚くする布陣にしました。
GK、コウ
DF、カズマ、ミツル、マサキ、レオ
MF、リク、シュン
MF、ハルキ、タクミ、ヒロヤ
FW トモヤ
相手キックオフで試合が始まります。いきなり蹴りこんできました。それに反応して11番の選手が抜け出します。非常に足が速い。マサキが追いかけて事なきを得ますが、マサキと遜色の無い走力です。そのまま自陣での試合になります。最初は細かく繋ごうという気持ちが見えますが、相手が単純に蹴りこんでくるため、徐々にダイレクトではじき返すようになり、自分たちのサッカーを見失い始めます。繋げ、ボールを落ち着かせろという声も十分にとどかず、受身の試合が続きます。そして前半5分。相手コーナーキック。コウがパンチングではじきます。

しかし、相手2列目の選手がはじいたボールをダイレクトでコウのいない右隅に蹴りこみます。失点。0-1。
足元が落ち着かないうちに失点。中盤を厚くしたことが裏目に出ました。相手はまったく中盤を必要としないサッカーをしてきます。タクミ、リク、シュンがボールを触るチャンスがほとんどありません。失点後も同じサッカーが繰り返されます。前半、18分、またも11番に抜け出されます。コウの飛び出しが一瞬遅れます。それでもシュートコースを切り、きちんと手に当ててはじき返しました。
しかし、またも後ろから上がってきていた2列目の選手に無人のゴールに蹴りこまれます。0-2。
そして、流れを戻すことができないまま前半を終了。

ベンチに戻った選手と話し合います。蹴ってくる相手にはショートパスとドリブルで対応すること。蹴りだしの起点を押さえること、相手のサッカーに合わせないことを指示。相手は中盤を省略してくるので、フォーメーションを変更します。コンタクトが合わないカズマを下げ、ケイを投入。トモヤを下げ、タクミFを投入します。
GK、コウ
DF、レオ、ミツル、マサキ、ケイ
MF、シュン
MF、ハルキ、タクミ、リク
FW、タクミF、ヒロヤ
後半開始。
ようやく、サッカーになり始めます。細かく繋ぎ、ハルキの前、リクの前にボールが出はじめます。前でタクミFが最終ラインからのキックを自由にさせなくなります。また、タクミN、リクにもボールが収まるようになってきてリズムが出てきます。

シュートに繋がる場面が増えてきます。流れは鶴牧に来ました。しかし、ゴールを割ることができません。遠くからゴールを狙ったり、細かくパスを繋いで崩したり、いろんな工夫が見えてきました。

しかし、ゴールをこじ開けることができません。ボールを支配しながら、決定的な場面を作れません。これに対し、相手は一発蹴りこめば11番の選手が抜け出せます。繋いで相手陣に持ち込んでも、一発で自陣深くまで戻らなければなりません。そして、簡単に蹴りこまれたボール。コウはキャッチの体制に。しかし、マサキも戻りながらヘディング。二人が交錯する中でボールが自陣ゴールに吸い込まれてしました。思わぬ失点。0-3。
そしてそのまま試合終了。
残念ながらベンチのミスです。流れを変える手を前半のうちに打つべきでした。いきなりの敗戦。もう負けることはできません。

予選2試合目
vs金井中
2試合目まで時間があったし、相手チームのサッカーを見ることもできました。相手も初戦敗退です。そしてこのチームも蹴ってくるチームです。今度も相手は中盤を使ってこないため、さらには点差をつけて勝ち、得失点差を少しでも詰めたいため、攻撃的布陣をとることを説明。選手たちには、きちんとショートパスを繋ぎ、ドリブルで崩し、蹴り合いにはしないことを確認してピッチへ。
GK、コウ
DF、レオ、ミツル、マサキ、ケイ
MF、シュン
MF、ハルキ、タクミ、ヒロヤ
FW、トモヤ、リク
相手キックオフで始まりました。蹴りこんでくる相手にもあわてず、キチンとボールが繋がります。リクを前にあげたことから、タクミが少し下がり目になり、余裕を持ってボールをコントロールできるようになります。さらに前にリクという受け手が出来たため、ペナルティエリアに迫る場面が増えてきます。ハルキの前、ヒロヤの前にもボールが出るようになります。そして前半8分。前の試合での途中交代で気合が入ってるトモヤが相手ディフェンダーと体を入れ替えるように前に出ます。キーパーが前に飛び出す直前にワンタッチでループシュート。これがゴールに吸い込まれます。先制。1-0。
俄然動きがよくなり、シュートが出始めます。ボールを支配できるようになります。相手に蹴りこませることなく、マサキ、ミツルが前後にバランスを取り、安定して裏を取らせません。追加点が欲しい場面ですが、なかなかシュートが決まりません。

そして、こう着状態の中、またもやトモヤがやってくれました。前半20分、相手ペナルティエリア内で細かくドリブルしてボールをキープします。相手ディフェンダーはたまらず、手を使ってトモヤを引き倒しました。PKです。これをレオが冷静にゴールに流し込みます。レオは本当にこういう場面で冷静です。皆も信頼してキッカーを任せたようです。相手キーパーは一歩も動けず、2-0。

このまま前半を終了。選手が感じている手応えがひしひしと伝わります。何かを指示するよりもこの感触が大事です。選手同士が各場面を振り返り、仲間に要求を出します。これが続けば、どんどん強くなります。タクミもリクもやれる、やりやすいとたくましい発言です。このまま結果が出るときっといい方向に向かうと念じながら後半へ。

鶴牧のキックオフ、いつものようにボールを下げずに、トモヤがハルキの前へ。パスは通りませんでしたが、ハルキがそのまま圧力をかけ、ボールを奪います。みんな気持ちが入っています。そして今日一番の場面が訪れます。ケイから始まったパスが細かく繋がります。そして最後はヒロヤからリクへ。これをリクが豪快に右隅に蹴りこみます。初めて相手をきちんと崩した得点です。3-0。

その後は圧倒的に相手陣でのサッカーです。それでも相手のキックサッカーは危険が伴います。何度か抜け出されます。コウが飛び出し、ナイスセーブ。イエローカードを貰いましたが、シュンの捨て身のディフェンスなど、攻撃陣のリズムがディフェンス陣に伝わります。そして、今度は右サイドからレオ、ハルキのワンツーで相手を崩し、またもや中央のリクが狙い済まして右下隅へゴール、4-0。
このまま勝利。新しい選択肢がたくさん生まれた試合でした。ケイの頑張りとパスセンスが光りました。最後はスタミナ切れというケイらしい終わり方でしたが、今後には大きな収穫です。次にリクとタクミの場所を前後入れ替えただけで動きがよくなることもわかりました。これを土台に次の試合に臨みたいと思います。

現在の成績
1位、成瀬台中 2勝 +6
2位、町田南中 2勝 +4
3位、鶴牧中  1勝1敗 +1
4位、平山中  2敗 -5
5位、金井中  2敗 -6
来週はまず成瀬台中です。ここに勝たなければなりません。がんばりましょう。

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