2009年10月4日日曜日

新人戦、第二戦

10月3日、新人戦、第二戦 vs 多摩中

きょう勝てば、決勝トーナメントがほぼ確実になります。
相手の多摩中は全員が2年生、背も高く、足も速い、
攻撃力の高いチームです。
でも、夏休みの練習試合では2試合とも引き分けています。
その後、いっぱい練習したし、いろんな技術も覚えたし、
今度は勝てるんじゃないか。
コーチにも選手にもそんな気持ちがあったんじゃないでしょうか?
なんとなく、入場の様子にも余裕が感じられます。
















試合開始。鶴牧のキックオフで試合が始まります。
いつもどおり、いったんボランチにボールを戻し、
そこからスタート。。。。と思いきや、相手の出足が速く、
アツシはボールをさばく余裕なく、さらにジョウに下げます。
そこにも早いプレスがきて、仕方なくダイチへ横パス。
ダイチがキープしてシュンタに出そうとしますが、
自由にプレーさせてもらえずに、タッチに出すのが精一杯。
いつも、鶴牧が行っている前線からのプレスを逆に相手に
かけられます。ボールを奪っても、1つ目のパスを通すのが
やっと、それすらできずにボールを奪われる場面が続出。
相手のプレスが厳しいため、強引に出そうとしたパスを
さらわれます。何もできない状態で最終ラインを超えられ
キーパーと1対1になる場面が再三、タイキの勇気ある飛び出しと
相手の力みから枠を捕らえられずに事なきを得ます。
でも、そんな状態を克服できないまま、前半11分、またもや
最終ラインを破られ、キーパーと1対1、ついにタイキ止めら
れずに失点。0ー1。
今度は慎重にキックオフ。相手の出方も予測できているため、
何とかボールを繋ぎながら前線に運びます。
相手ゴール前に迫る場面もいくつか見られるようになります。
でも、いつものようにボールをキープして、しっかりとまわりを
見てボールを出すというわけにはいかず、ボールを受けたときに
このあたりに味方がいたはず、というようなアバウトなボールが
多く、また距離感があわずにゆるくなってしまったり、マイナス
のボールになってしまったり、どうしてもテンポのよいリズムには
なりません。そんな中、相手陣でパスカットを許します。
ここで、これまで忘れていた相手のもうひとつの武器が炸裂!
中盤を省略したロングボール、相手はいっせいに鶴牧陣へ殺到、
こちらは最終ラインにジョウとタクヤがいるだけ、ジョウが相手
フォワードと競り合いますが、相手は前向きのプレー、
ジョウは後退しながらのプレー、どうしても後手に回り、
相手に体を寄せることしかできません。
もつれるようにゴール前まで。相手も、フリーではないので
逆にシュートが丁寧になり、きちんと決められ、失点。
前半19分、0ー2。
その後も同じような展開で前半も残りわずか。
ベンチはこのまま終えて、後半に向かいたいと考え始めます。
0ー2 は一番逆転の可能性がある点差。後半早い時間に得点して
1点差にすればきっと相手はあせり、こちら有利に試合が進むはず。
そんなとき、相手右サイドの選手がドリブルを開始、
非常に早いドリブルにカズシが振り切られ、タクヤが寄せようと
しましたが、相手は飛び出すタイキの足元をインサイドキックで
流し込むようにシュート。
前半24分失点。0ー3
直後に前半終了。















ハーフタイムのユウキコーチの指示。
まず、冷静さを取り戻すように。自分たちのプレーができていない、
相手のプレスや速度に惑わされ、きちんと首を振る、味方を見る、
正確なパスを出すということができていない。
相手の影におびえて、あわてたプレーが多い。
これから決勝トーナメント、八王子との支部戦を目指すなら、
このぐらい早い相手はたくさんいる、自分たちがどこまでできるかを
確かめるぐらいの気持ちで積極的にプレーしなさい。

後半開始、相手キックオフ。前線からプレスしてパスカットをねらう。
いつもの鶴牧のプレーが少しずつ戻ってきます。
まだまだパスミスや不用意なゆるいパスがあり、ヒヤッする場面も
ありますが、細かいパス交換も徐々に戻ってきます。
そして、後半9分、ショウタのコーナーキック。
ゴール前に上がったボールに相手が譲り合ったのか、誰も触れることなく
タケルの前へ。タケルは冷静にこれを決めて得点。1-3。
この1点でようやく、息を吹き返した選手たち。やっとリズムが帰ってきます。
サイドのシュンタとタクにボールが回る場面が増え、ダイチ、カズシの
オーバーラップも見られるようになります。
不思議なことに、こうなると、相手の速さも強さも、
それほど気にならなくなります。
後半、12分、カズシがオーバーラップ。タクからのパスを受け、ドリブル開始。
ペナルティエリアに侵入し、エンドラインからマイナスのセンタリング、
ゴール前の混戦でフォワードはシュートに持ち込めませんでしたが、
こぼれだまにショウタが反応、フリーでシュート。
ところが雨で緩んでいたピッチに足をすべらせ、ジャストミートできず、
ゴール左へ、はずれてしまいます。

続いて後半15分、左サイドでボールを受けたタクがドリブルシュート、
低いボールがゴールへ、そこにタケルが走りこみ、タケルはシュートが枠内に
入ると判断してスルー、ところがそこにはキーパーが。
天を仰ぐタケル。触るだけで1点だったのに。残念。

後半は押し気味の展開でしたが、結局このまま終了。
1ー3 の敗戦です。
後半だけを見れば、1-0の勝利のはず。
何がいけなかったのでしょう。
試合の入り方は、正しかった?
勝てるかもしれないという慢心はなかった?
悪いリズムを変える冷静さを持てなかった?
自分を見失ってなかった?
コーチに指示されればできたこと、それを自分達で判断し、
自分達で修正する能力を身につけなければ!
野球ならタイムをとって、監督が指導に行けるんだけどね。。。。

まだ、決勝トーナメントがダメになったわけではありません。
次の試合に勝てば他チームの結果次第でチャンスはあります。
きょう、ここで自分たちができなかったことがはっきりしました。
逆に早い段階で知ることができ、ラッキーなのかもしれません。
もう一度立て直して、10/10予選リーグ最終戦に臨みます。

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