4年生に進級と同時にこの春季市内大会からハトマークフェアプレーカップとゴールデンウィークまで一気に毎週のように公式戦が続くこと、そしてハトマークで一つでも上に行くためには目先の試合は勿論のこと目標を高く掲げて試合に臨む必要性を説いて、A・B・C3チームが市大会予選リーグに臨みました。
【Aチーム】
○1試合目 vs トヨニA
攻めにおいても守りにおいても相手を圧倒しよう、そのために一つ一つのプレーをおろそかにせずにやり切り、ピッチ内で積極的に声を出していこうとピッチに送り出しました。
開始と同時に相手陣内でなだれ込むやひたすら攻撃を展開した鶴っ子達でしたが、久々の公式戦で緊張していたのか両サイドを再三突破するも視野が狭くなっていたのか無理な角度からのシュートが続き、サイドから中への展開からのシュートも相手GKの正面を突くシュートが続きます。
後半はメンバーを入れ替え、落ち着いてフリーの仲間を確認して展開しシュートを打って攻撃を終えるようにしようと送り出したところ後半開始2分からケチャップの栓が開きます。選手内で話していた作戦通りの展開(ゴール前が渋滞していたらフリーの仲間に落としてダイレクトシュート)で先制すると、2列目からの飛び出しから、そしてサイドのスピードを生かした展開から得点を重ねて試合終了。
この試合の後は次の試合まで4試合間隔(2時間以上)が空いてしまったため、新キャプテンの号令の下の試合の反省会の後に昼食を取り、そして大栗川沿いを1時間ほどかけてみんなで散歩しました。散歩道を走る一般ランナーの方を応援したり、途中の公園で鬼ごっこ(ハンターごっこ?)したり、川にいたアオサギ(?)を追いかけたり、緑の斜面のある公園で転がりまくったりと、誰か怪我するのではないかとヒヤヒヤさせられっ放しの散歩、少しは(時間稼ぎ)リフレッシュになったでしょうか。
(結果:3-0☆(前:0-0、後:3-0))
○2試合目 vs SEISEKI A
2試合目の相手はSEISEKI A。これまでも勝ったり負けたりの強いチームです。1試合目からの間隔が長かった分、試合の入り方が課題でしたが、立ち上がりから相手に対してプレッシャーをかけ続け、攻めの時間帯が続くと、相手選手が蹴ったボールが相手GKに渡ってキャッチ。これがバックパスの判定で、ゴール前5mのところで間接FKのチャンス。これをものにして先制すると、左サイドゴールライン際まで持ち込んでマイナスのクロスに逆サイドからの選手がゴール前で合わせて追加点。2点リードで後半へ。
後半も開始から鶴牧ペースで試合が進み、時折カウンターを受けるも、DF陣がうまく対応してシュートらしいシュートは打たせません。すると、中盤で相手ボールを奪った選手が粘ってキープした後、相手ゴール前の競り合いの中で転がったボールを押し込んで3点目を追加。その後も相手の攻撃をシュートまで持ち込ませない守備で対応し、無失点で試合終了。
結果的には3-0でしたが、最後のシュートの場面でもう少し落ち着いてトラップ(シュートしやすい位置にボールを置く)したり、しっかりコースを狙って冷静にシュートできていれば、もう何点か追加できたかも、というところと、守備の時のポジショニングや相手との間合いを状況に応じて判断することなどが課題でしょうか。
(結果:3-0☆(前:2-0、後:1-0))
○3試合目 vs 落合A
予選最終戦は、2試合目から2時間後の開始。この時間帯を利用して、岩田監督から得点を取るための攻撃の形について、作戦ボードを使ってアドバイスを受けました。守備側選手と相手ゴールの位置、味方のポジションに応じて、より得点しやすい攻撃の方法を教わります。
相手は落合Aチーム。試合開始から、相手からのプレッシャーに押されたのか、あるいは3試合目の疲れなのか、妙に落ち着きのない試合展開となってしまうと、ボールサイドにつり出されたDFの逆サイドに展開され、フリーの相手選手にボールが渡り、先制点を奪われます。本日3試合目で初失点、リードを奪われるのも初めての展開でしたが、だんだん落ち着きを取り戻します。すると、相手ゴールライン際で奪ったボールをゴール前にドリブルで持ち込んだ選手がゴールに流し込み同点弾。
ハーフタイム、もっと落ち着いて対応すれば大丈夫なこと、1対1の攻防で負けないこと、奪われたボールは全力で取り返しに行くことを伝え、若干選手を入れ替えて後半に臨みます。すると、ハーフウェーライン付近でボールを持った選手が右サイドに展開し、そのままゴール前に走り込んだところに、ボールを受けた選手が2タッチくらいで浮き気味のクロスを上げると、ジャンピングボレーで勝ち越し点を奪います。
このゴールは、ボールを奪ってからの大きな展開、少ないタッチ数でのダイレクトプレーということで、ベンチで見ているコーチ陣も、ピッチの外で応援している保護者の方々やその他観戦している人たちからも、思わずどよめきの声が出るほどのスーパーゴールでした。
これで雰囲気に乗った鶴っ子たちは、交代して入った右MFとFWの選手を中心に怒濤の展開で責め続けます。相手からの反撃も危なくなる前に対応し、さらに追加点を狙いますが、クロスバーやポストに嫌われ、3点目が遠い展開に。ここでGKからのパントキックが相手左DFの頭上を越えたところを拾った選手がドリブルで持ち込み、GKの位置を冷静に見極めてゴール右隅に流し込み3点目で勝負あり。ちょっと難しい展開になりかけた3戦目も勝利し、予選Aグループ1位通過を決めました。
(結果:3-1☆(前:1-1、後:2-0))
【Bチーム】
○1試合目 vs 永山A
立ち上がりからほぼ互角の展開。押し込まれても、相手のキープレーヤーを自由にさせない。守備が安定していた為、攻撃に移りやすく、チャンスを多く作り出していました。しかし相手にボールwを奪われた後の対応が良くなかった。ボールを奪われた後、すぐに自分で奪い返すという気持ちが足らず、ここで奪い返せればよりチャンスを作り出せたと思います。一人ひとりが今以上、戦う気持ちを持ちましょう。
(結果:0-0△(前:0-0、後:0-0))
○2試合目 vs 聖ヶ丘A
1試合目とは違い、お互い撃ち合いの展開になりました。攻撃がうまくいくと守備がおろそかになってしまう悪い癖?が出てしまいました。1試合目と同じで、奪われた後の対応、相手と対面した時の寄せ、あと一歩前に出られれば防げた失点もありました。
攻撃に関しては、ゴールまでのイメージがあり良くチャレンジしていましたが、個人の能力に頼っている場面があり、ボールを持っている選手はもう少し周りを使えるように。また、周りの選手は、相手の後ろに隠れないでパスコースを作る動きを出来るようにして行きましょう。
(結果:4-6★(前:2-3、後:2-3))
○3試合目 vs 東寺方A
予選突破の可能性を残して臨んだ最終戦、交代選手無しで臨んだBチームは体を張ったディフェンスを見せ前半は一進一退の攻防が続きました。勝たないと、点を入れないと予選突破がないことを知っている選手は後半開始早々に混戦の中から押し込んで待望の先取点を奪いますが、すぐに同点にされてしまいます。まず勝ちが第一条件であることを踏まえると、ここは踏ん張って欲しかった…。
連戦の疲れもあったのでしょうがそれは相手も同じです。失点後は中盤の選手を削ってトップに上げてみますが、Cチームと同じく攻めが単発になってしまい同点のまま試合終了。勝利まであと一歩というところでした。
(結果:1-1△(前:0-0、後:1-1))
【Cチーム】
○1試合目 vs 二小A
立ち上がりから押し込まれる展開でしたが、体を張ったプレーで相手の攻撃をしっかりと押さえます。しかし攻撃に移っても一人だけの攻撃になってしまいチームとして続きません。徐々に相手ペースになり失点してしまいます。
後半は、若干ポジションチェンジしたところ、相手ゴール前まで行けるようになりました。しかしシュートまで遠い展開に。結果的には悔しい敗戦になりました。以前に比べれば、ボールに近いところでプレーすることが出来るようになってきました。しかしあと一歩、二歩戦う気持ちを持ちましょう。
(結果:0-3★(前:0-1、後:0-2))
○2試合目 vs 落合B
1試合目とは打って変わり、押せ押せで攻撃していきます。ボールへの寄せ、攻撃時のチャレンジ、多くのチャンスを作りだします。しかし肝心のシュートの精度が悪く、なかなか点が入りません。何とか先制点を奪ってチームの雰囲気も盛り上がりますが、多くのチャンスを逃した結果、同点に追いつかれてしまいます。
シュートへの積極性が出てきて、チャンスを多く作りだしましたが、ゴールまでのイメージが出来ていない気がしました。普段の練習から、ゴールまでのイメージを持って練習しましょう。
(結果:1-1△(前:0-0、後:1-1))
○3試合目 vs 多摩A
Cチームの最終戦。勝負に拘らず最終戦こそは楽しいサッカーをしようと送り出しましたが、連戦の疲れからか守備の意識はあるもののプレッシャーをかけれず失点を重ねてしまいました。
後半はポジションのズレを修正して中盤からプレッシャーをかけることが出来ましたが得点は奪えず試合終了。結果的に攻撃が単発になり、チームとしてシュートまで持って行ける場面が少なかったのが残念でした。
(結果:0-4★(前:0-3、後:0-1)
Aチームは、来週の19日(土)が決勝トーナメント。解散前にコーチから、「結果としては勝ったけど、まだまだ出来るはず。強い相手はたくさんいるから、これで満足しないで、もっと上を目指して普段の練習から取り組んでいこう」との話がありましたが、今日の試合で出来たこと、出来なかったことを、それぞれの選手がしっかりと見つめて、優勝目指してがんばりましょう。
一方、B、Cチームともピッチの中で仲間を奮い立たせる、絶対に失点してはいけない、というメッセージを伝える声があれば結果は違ったかもしれません。戦った相手との差は、そんなに大きくはなかったと思いますし、両チームとも決勝トーナメントに進出する力はあったと思います。なぜ勝てなかったのか、何が個人として、そしてチームとして足りなかったのか、予選最終戦で聞いた試合終了のホイッスルは次の試合へ向けての合図でもあります。35期の仲間と一緒に今後の練習に一人一人が具体的な目標と意識を持って成長しよう。
本日は、朝早くから暗くなるまで、2会場に別れての試合となりましたが、まるまる一日お世話いただいたり、試合会場まで応援に来ていただいた保護者の皆様、さらには、審判の応援をいただいた審判部の皆様には大変お世話になりました。結果はA~Cチームそれぞれでしたが、おかげさまで無事乗り切ることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
== 稲本、中村、三上、山田
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